東西南北

 13日、サンパウロ州ピタンゲイラス市で、15歳の少女ヴァリシア・フェルナンデス・デ・ジェズスさんの遺体が、腹部が切り裂かれた状態で発見された。彼女は妊娠8カ月で、傍らには顔にナイフの痕のある赤ちゃんの死体がバスタオルに包まれ置かれていた。警察は現在、ヴァリシアさんに前日に会っていた25歳の主婦を捜索中。ヴァリシアさんは、この主婦の家まで来てベッドを譲り受ける予定だったが、口論となりナイフで刺し殺したと警察は推測している。この主婦は刺殺した後に体を洗って、バーにいた夫に平然と会いに行ったという。
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 サッカーの全国選手権は12、13日に第30節が行なわれた。その結果、サンパウロ州4強のうち、引き分けた首位パルメイラスはフラメンゴに詰め寄られるも勝ち点1差をつけて依然首位。サントスは4位。コリンチャンスは9位だが、リベルタドーレス圏内の6位の座を、フルミネンセ、グレミオ。アトレチコ・パラナエンセと勝ち点1のあいだで激しく争っている。一方、サンパウロFCは奮わず14位。降格圏の17位と勝ち点差はわずか3だ。
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 16日より、南東部、南部、中西部の10州と連邦直轄区で夏時間がはじまる。15日の深夜24時、16日0時の瞬間に、時計が1時間進むため、この日は1時間少なくなる。午後7時過ぎまで明るく、仕事帰りに楽しめる時間が増えるが、日本と連絡をとる場合、これまでちょうど半日の時差だったのが11時間と少し複雑になる。今回の夏時間は来年の2月19日まで続く。