養護学校にバス整備支援=草の根資金で、クイアバ

寄贈されたマイクロバスを前に記念撮影する関係者(提供写真)

寄贈されたマイクロバスを前に記念撮影する関係者(提供写真)

 日本政府による草の根無償資金協力に関し、麻州の「クイアバ障害者を支える親と友の会」に対し、マイクロバスの整備支援として、約19万レアルを供与した。
 供与式が先月26日に行われた。中前隆博在聖総領事は、「困難ながらも意義深い活動を続けている」として同団体を賞賛し、「通学環境の改善や、広範囲の福祉サービス実施を願う」と期待した。
 同会は1967年に設立され、地域の知的・複合障害者約200人に対し教育などを行なっている。団体が保有するバスは1台のみで、生徒の大半は路線バスを使用していた。供与により、経済負担や安全面の改善により、出席率の増加が期待される。
 式にはエウニセ理事長ほか、ジュアレス・デ・アルメイダ・アルブエス州評議会議長ら約50人が出席し、日本政府からの支援に感謝した。