東西南北

 27日、ルーラ元大統領が71回目の誕生日を迎えた。ただ、今回の誕生日ほど、同氏がつらい状況に置かれた年もないのではないだろうか。愛弟子のジウマ大統領は罷免を受け、統一地方選でPTが惨敗。さらに自身も三つの案件で告発されて被告となり、さらにはかねてから疑惑視されていたオデブレヒト社の賄賂表に乗っていた名前が同氏のものだと強く疑われている、との報道もあったばかり。そんな最中、ルーラ氏の起こした「セルジオ・モロ判事による裁きはルーラ氏への人権侵害だ」という訴えを国連が受け付けたという話が入ったが、訴状の中身の審査には5年はかかるとか。誕生日で運気は変わるか。
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 本日付本紙でも報じたように、30日は全国55市で統一地方選の決選投票が行われる。サンパウロ市はジョアン・ドリア氏が一次投票で勝利し、関係はないが、決選投票のある市では気をつけなければならないことがある。それは、市によっては、連邦政府の教育改革への反対デモで学生に占拠されている学校が、投票場として使えない可能性があることだ。この場合、投票場の変更もあり得るため、有権者は投票日の直前まで、情報を逐一確認した方が良いだろう。
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 26日のサッカーブラジル杯の準決勝2試合は共に、「ベロ・オリゾンテ対ポルト・アレグレ」の対決となり「クルゼイロ対グレミオ」は0対2でグレミオ、「インテルナシオナル対アトレチコ・ミネイロ」は1対2でアトレチコが勝った。第2試合は11月2日に行われ、合計スコアで勝ったチームが決勝進出となる。