新機関誌で日本文化普及する日文連

 アリアンサの新しい機関誌「JAPAN GO」(ポ語)。誌名は「日本語」と「日本へ行く(英語GO)」と掛け、ブラジル人スタイリストによる日本の服飾界の紹介や日本人のラーメンの食べ方、日系企業社員が語る外国語習得者の就職活動の可能性など、各分野の日本関連情報を提示する。
 若者の日本文化への入り口になるように編集されたためか、古典的な伝統文化の紹介は折り紙のみ。日本語の紹介はリオ五輪に掛けてスポーツ競技の名前だけと少し寂しい気もする。だが、まずは日本に興味を持ってもらい、感心が高まれば自然と日本語学習に向かうだろう。
 巻毎に「2017日本企業への就活」「秋冬日本のファッション」などと中心となる話題を変えて特集が組まれたら面白そう。服、食、仕事と生活に沿った話題が多いため、世代を越えて話題の種になるかも。(雪)