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東西南北

 この週末はフィデル・カストロ氏死去という衝撃的なニュースが全世界をかけめぐり、話題を独占した。同氏の評価は様々で、ある人は「独裁者」と呼んで忌み嫌い、また、ある人は「虐げられた弱い立場の人を救った英雄」と持ち上げているが、ブラジルでの後者の代表がルーラ元大統領だ。ルーラ氏は26日、自身のフェイスブックに、自分の敷地の壁に塗装機を使って「ヴィヴァ・フィデル!」と書き上げる映像をあげた。さらにフィデル氏をなくした後の気持ちを「兄貴を亡くしたような気分」と評した。PTや自身の疑惑もあって政権を失った今、こういった言葉を聞くとなかなか複雑な気分だが。
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 サッカーの全国選手権はパルメイラスの22年ぶりの優勝に沸いたが、ドラマはまだ、日曜の最終節まで残っている。リベルタドーレス杯出場の残り2枠を巡り、アトレチコ・パラナエンセ、ボタフォゴ、コリンチャンスが争っているのだ。コリンチャンスは勝ち点差1で残り2チームを追っているが、逆転は起こるか。また、1部残留を賭けて、一度も2部落ちの経験がない名門インテルと北東部本拠のヴィトーリア、エスポルチの3チームが争っている。
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 26日、サンパウロ市イビラプエラ公園に、この季節毎年恒例の巨大クリスマスツリーが建てられた。このツリーは高さ35メートル、幅16メートルと、昨年建てられたものと同じ規模だ。クリスマスにはまだちょっぴり早いタイミングではあるものの、早速、道行く人たちが熱い視線を浴びていた。慌ただしかった2016年だが、見ていて心が安らぎそうだ。

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