東西南北

 11月29日以降、シャペコエンセに関してつらいニュースの続く毎日となっていて、全世界からの激励に希望を見る毎日が続いているが、朗報を一つ。生存者の一人で、頭蓋骨陥没の重傷を負って入院加療中のシャペコエンセのディフェダーのネット(31)に関し、担当医師が1日、「負傷が治れば、またプレーできるようになる」との診断を下した。事故が事故だけに、復活できたあかつきには希望のある大きな話題になるだろう。また、両足切断の可能性があったキーパーのジャクソン・フォルマン(24)も、左足は今のところ切断する必要がないとのこと。生存者6人の容態が少しでも快方に向かうことを願いたい。
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 このシャペコエンセの事故により、明日に予定されていたサッカーの全国選手権最終節は延期となり、明日はサッカー・ファンもシャペコエンセの喪に服すこととなる。最終節開催は来週11日だと言われているが、プレーが困難なシャペコエンセや対戦相手のアトレチコ・ミネイロが開催に難色を示した上、他のチームでも打ち切りを望んでいるところもあるため、開催は不透明だ。気になるのはルベルタドーレス進出枠と2部降格枠だが、解決策やいかに。
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 明日4日、サンパウロ市パウリスタ大通りでは、ラヴァ・ジャット作戦を守るための連邦議会への抗議デモが行われる。これには司法関係者や連邦警察も参加する予定で、大きく盛り上がりそうだ。ただ、天気予報だと、今日から明日にかけてサンパウロ市では強い雨が降る可能性があるとのこと。参加される方は、くれぐれも足元に気をつけて。