志高く学び深め、松柏大志万=児童27人が使節団で訪日へ

来社した使節団

来社した使節団

 松柏大志万学園(川村真由実校長)による『第21回訪日使節団』の生徒27人が21日に当地を発つ。2月8日までの約50日間、日本各地を巡り文化や言語に対する理解を深める。
 出発を控えた使節団が13日、挨拶のため来社し、意気込みを語った。今回団長を務めるのは高野千葉ヴィニシウス順くん(16、三世)。初めての訪日に「日本人の生活や文化、考え方を体験したい」と意欲を語った。
 副団長を務める大野まりイザベラさん(16、三世)は「日本の美しい文化や歴史について学びたい」と目を輝かせ、同じく副団長の川越ありさカロリナさん(15、三世)も「日本はとても立派な国。歴史や文化、教育を学んでブラジルに伝えたい」と、やる気に満ち溢れた様子で語った。
 使節団はハワイの戦争史料館、広島の原爆史料館等を訪れて日米両側の視点から戦争について学び、自分なりの考えをまとめる。
 また提携する千葉県君津市立小櫃小・中学校や東京都町田市の玉川学園も訪問、交流をする。その他、明治神宮や伊勢神宮、京都観光、札幌雪祭りなどにも訪れる。
 使節団の生徒は今回の訪日のため、3月から日本について、また日本人の礼儀作法を学んできた。引率として同行する斉藤上田永実副校長は「親元から離れ、自分たちで考えて判断し行動すること。自分のルーツを知ること。今回の旅行で色々な面から自分自身を知るきっかけになれば」と成長を期待した。