東西南北

 6日付アゴラ紙によると、サンパウロ市役所が市内46の教育統合センター(CEU)での文化プログラム二つの資金を凍結している。これにより、4千人以上の子供たちと4千人以上の大人たちが、ダンスや演劇などのレッスンを受けられなくなっている。ドリア市政は財政切り詰めで43・5%の文化予算を凍結したが、その一部がCEUでの活動にもはねかえったことを意味する。プログラム再開の時期は未定で、プログラムのための教師との契約や更新も止まった。これらのレッスンは5~14歳の子供に様々なきっかけを与えるもので、それ以上の年齢の人の職業訓練なども兼ねていた。これらの活動を楽しみにしていた人の立場からすると心苦しいが。
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 パウリスタ都電公社(CPTM)が発表したところによると、サンパウロ市からグアルーリョスまでをつなぐ予定の13号線の工事において、2014年4月から今年の2月までの間に、現場で発見された動物4874匹を捕獲したという。サンパウロ市東部からグアルーリョスに至るまでに、それほどまでの動物が生息していたとは驚きだが、その理由やいかに? なお、これらの動物のうち、150匹はシウヴェストレ動物保護センターが既に受けいれたとのことだ。
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 5日、サッカーの南米杯の試合が行われ、コリンチャンスは本拠地イタケロンでのウニベルシダ・デ・チリ戦を2―0で勝利したが、サンパウロは敵地アルゼンチンでのデフェンサ・イ・フスティシア戦を0―0で引き分けた。知名度はあまり高くない大会ではあるが、それでも優勝すれば来年のリベルタドーレス杯出場権が得られるため、気が抜けない。