「TOKYO2020に向けて」=海外日系人大会10月22日から

来社した水上さん

来社した水上さん

 海外日系人協会(田中克之理事長)主催の「第58回海外日系人大会」が10月22日から4日間、東京都憲政記念館とJICA市ケ谷ビルなどで開催される。案内のために同協会の水上貴雄さんが来社した。
 本大会は世界の日系人が一堂に会し、各国の実情を日本に知らせ、あわせて国際交流を深め、対日理解の促進を図ることが目的。20カ国から約200人が参加する見込み。日英西ポの同時通訳あり。
 今年はテーマを「TOKYO2020に向け日系パワーを結集!」とし、3年後に迫った東京オリンピックに向け、日系社会をアピールすることを目指す。
 24日のシンポジウムでは、スポーツを切り口にした日系社会の連携や、日系人のビジネス連携について、若者にとっての「2020」が話し合われる。最終日には参加者が各国の現状と課題を主張する5分間のスピーチもある。
 水上さんは「日系社会の将来を考えるイベントです。誰でも参加できるので、ぜひご来場ください」と話した。
 参加希望者は、HP(http://www.jadesas.or.jp)からダウンロードできる申込用紙を同協会にメール、FAX、郵送のいずれかにて10月6日までに届くよう送付する。参加費は一般1万円、留学生・研修生・学生その他ユースは5千円。問い合わせは同協会(メール=taikai@jadeas.or.jp)まで。

 

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 昨年の日系人大会では四世以降の就労ビザについて話し合われ、最終日の大会宣言に「四世以降にも在留資格の配慮を」という要求項目が組み込まれた。水上さんは「先月から四世ビザ解禁の動向が取りざたされているが、昨年の大会が影響もあるのでは」という。シンポジウムには国会議員10人ほどが顔を出していたといい、その後の政府内での議論活性化につながったのかも。今年も日系人大会で大事な点を主張すれば、変化のきっかけになる?