東西南北

 サンパウロ市保安局発表の最新データによると、今年1月~7月は、強姦も含む性的虐待の件数が1384件に上ったという。昨年同期比では170件増加し、1日平均の件数でも5・7件から6・5件に増えたことになる。また、被害件数の内、903件までもが14歳以下を狙ったもので、事件が最も多く起こったのはカポン・レドンドやジャルジン・ダス・インブイアス、ジャルジン・ミマなど、いずれも極南部だったという。また、こうした犯罪は、被害者が言い出せずに終わるケースも多いため、現状は数字で表れているものをはるかに上回るはずとか。サンパウロ市は果たしてどういう対策を打ってでるか。
     ◎
 2012年に惜しまれながら閉園した、サンパウロ市を代表する遊園地だったプレイセンターが、別の場所でより小さい規模ではあるが、一応、生まれ変わることになりそうだ。場所は東部のアリカンドゥーヴァ・ショッピングセンターの敷地内で、予定だと年内、12月5日にオープンできそうだという。サンパウロ市の場合、市内の遊園施設が極端に少なく、郊外のホピハリも交通や運営の問題で利用困難だったため、子供にとっては朗報か。うまく行くことを期待したい。
     ◎
 ブラジル国内のサッカーも気になるが、今日からは欧州でチャンピオンズ・リーグのグループ・リーグもスタート。サッカーファンにはさらなる楽しみが増える頃でもある。ネイマールのPSGは、敵地でスコットランドのセルティックと対戦。国際サッカー連盟(FIFA)最優秀選手を狙う意味でも優勝したいネイマールとしては、手堅く1勝と行きたいところ。