セナの元トレーナー逮捕=飛行機内で痴漢行為繰り返す

 ブラジルの伝説的F1レーサーの故アイルトン・セナの元トレーナーとしても有名なヌーノ・コブラ容疑者〈79〉が11日、相次ぐ痴漢行為により逮捕された。12日付現地紙が報じている。
 コブラ容疑者は、2015年1月19日、パラナ州クリチーバからサンパウロ市に向かうGOL航空の飛行機の中で、隣り合わせになった女性の胸と足を触る痴漢行為を行い、今月6日に3年9カ月の実刑判決を受けたが、刑期が短かったため、在宅受刑処分になっていた。
 だが、このほど余罪が発覚したため、サンパウロ州地裁がコブラ容疑者の逮捕を命じた。
 新たな被害を訴えた女性は、サンパウロ市からリオへ向かう飛行機を利用した際に、待合室から滑走路までの輸送バスの中で、同氏から体の一部をほめられたという。コブラ氏は機内でも席を交換して彼女の隣に座り、肉体の管理や肉体とエネルギーとの関係などについて語った上で、身体に障り始めた。告発文の中には、同氏が胸に手をさし入れてきたという下りもあるという。
 逮捕後、同容疑者は「彼女を見たとき、もう何年も感じたことのないような気持ちの高まりを感じてしまった」と犯行の動機を語っている。