日本人としての感性

 サンパウロ日本人学校の吉田校長は50周年式典で校訓「自主自立」「一所懸命」を紹介。「元来、本校は自由な校風であったが、子供が日本に戻ってすぐに馴染めるようにすることも大切。例えば、出し物で役割を与えてそれを楽しみながら全うしていくことで、責任感を身に付けて欲しい」と述べた。
 「現在のサンパウロ市近郊には350人の日本人子弟がいると言われていて、そのうち200人は本校で学び、150人はインターナショナルスクールに。インターナショナルスクールも自由な校風であり、差をつけるためにも日本の感覚を重視したい」と話した。
 ある教育関係者によると、インターナショナスクールの学費は日本人学校の数倍とか。駐在員子弟の授業料を企業が全額負担する場合、インターナショナルスクールに通わせることが多いとか。
 グローバル化が進む今だからこそ「日本人としての感性」が大事。どちらの方がその素養が身につけられる? (陸)