東西南北

 ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長は23日夜、リオ市で開催中だった「ロック・イン・リオ」を訪れ、VIP席で踊る姿などを目撃され、話題となった。同市長はこの際、主催者のロベルト・メジーナ氏のみならず、バイア州サルバドール市長のACMネット市長と会食する姿も見られている。ACM氏と言えば、民主党(DEM)の代表的な政治家でもあるため、「やはり大統領選を見越して、党移籍か?」との声も上がったが、本人は否定している。ただ、州外、国外へと頻繁に足を運びすぎるドリア氏の動向に、「行き過ぎだ」との声があがりはじめているのも事実。そこで足をすくわれないよう気をつけてほしい。
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 24日未明、サンパウロ市東部ラジェアドで。休暇中の軍警カルロス・ナシメント巡査(41)が強盗に襲われ、顔に銃弾を2発受ける事件が起きた。カルロス巡査は深夜1時30分頃、オートバイを運転中、4人組の強盗に近寄られ、強盗だと宣言された。同巡査はこの際、強盗に反応したため、銃弾を顔に浴びた上、愛車を盗まれ、さらに携帯していた銃まで奪われた。同巡査は命には別状はなかったが重症で、現在入院中だ。
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 24日のサッカーの全国選手権。サンパウロは本拠地でのコリンチャンス戦で善戦し、1点を先制したが、結局1―1の引き分けに終わった。首位のコリンチャンス相手に勝ち点3を取っていたらかなり大きかったのは事実だ。引き分けで勝ち点は1しか増えなかったため、順位は依然、降格圏内の17位。だが、この試合で自信を持てば、まだまだ挽回は可能だ。