アマゾン入植88周年=トメアスーで80人が法要参加

追悼法要はしめやかに行なわれた

追悼法要はしめやかに行なわれた

 【パラー州ベレン発】トメアスー入植88周年を記念して、開拓先亡者追悼法要が15日午前10時より留安山トメアスー西本願寺で行われた。この88年間に亡くなった913人の氏名が過去帳に整然と記録されている。
 ブラジル浄土真宗本願寺派に属する留安山トメアスー西本願寺で、入植88周年を記念し、寺院代表鈴木顕証(けんしょう)開教使補、山田証顕(しょうけん)名誉法務使、下小薗勝解(しもこぞのしょうげ)法務使、加藤さん、佐藤さん5人の僧侶らが入場。信者約80人が参加する中、開拓先亡者追悼法要がしめやかに執り行われた。
 雅楽の越天樂(えてんらく)に歩調を合わせて入場した8人の子供たちが献灯と献花を行った。乙幡敬一(おっぱたけいいち)トメアスー文化農業振興会会長、濱田圭司ベレン領事事務所所長による追悼の辞の後、鈴木顕証導師の表白文朗読に続き、各僧によって正信偈和讃(しょうしんげわさん)があげられた。
 追悼法要終了後、一行はトメアスー文化農業振興会に移動し、同協会主催のトメアスー入植88周年記念式典と祝賀会に出席し、参加者と記念撮影をした。(パラー州通信員 下小薗昭仁)