東西南北

 ダッタフォーリャが11月末に行った「国民の連邦議会への信頼度」をはかるためのアンケートによると、議会に対する不信感は過去最悪レベルになっているという。それによると、国民の60%が議会を「悪い」と考えており、31%が「普通」、「良い」と支持した人はわずか5%に過ぎなかった。この不信感の高さは、コーロル大統領罷免から1年以内の93年9月の56%をも上回るワースト記録だ。もっとも、そうした議員たちを選出したのは国民なので、責任は国民にもある。少なくとも14年10月の選挙の前にはラヴァ・ジャット作戦もはじまっていた。来年はよく考えて票を投じてほしいが。
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 4日、サンパウロ市地下鉄3号線バラ・フンダ駅で、無賃乗車を試みた35歳の男性が失敗して大怪我を負い、さらに死亡した。同駅の構内は、階違いの構内へ飛び移ると、無賃乗車が出来るようになっている。証言者の話によると、この男性はこの手の犯罪の常習者だったというが、今回は飛び降りる際に失敗し、間の溝に落ちて負傷。それがもとで亡くなってしまったという。たかだか3・80レアルを使うのを惜しんで命まで落とすとは。
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 サンパウロ市南部で、タクシーサービスのウーベルに対抗して、「バイクタクシー」が流行っているとか。これは文字通り、オートバイの運転手が顧客1人を2人乗りで運転して行き先まで届けるシステムで、ウーベルよりもさらに安いとか。正直な話、安全とは言えない上、無許可での運営とのことだ。今後に波紋を投げかけそうな予感。