年末恒例、東洋祭り=50以上の演目で会場湧く

注目を集めた阿波踊り

注目を集めた阿波踊り

 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)が主催する『第49回東洋祭り』が2、3の両日、リベルダーデ広場を中心に開催された。同広場からガルボン・ブエノ街までおよそ40店以上の屋台が軒を連ね、両日とも多くの人で賑わった。
 晴天に恵まれた今年の東洋祭り。広場の特設舞台では2日間で50以上の演目が披露され、太鼓やバンド演奏などを観る人で埋め尽くされた。
 今年の目玉はヘプレーザ文化体育協会の阿波踊り。20人ほどが色鮮やかな着物姿で両手に扇を持ち、三味線グループの生演奏に合わせて踊った。連帯感のある優美な動きを見せ、終演時には観客から口笛と大きな拍手が送られた。
 開会式は初日午後14時半に始まり、来賓として太田慶子連邦下議、太田正高、野村アウレリオ、羽藤ジェオルジサンパウロ市議、移民110周年記念祭典委員会の菊地義治実行委員長、在聖総領事館の栁澤智洋領事らが出席。開催を祝した。
 秋村寿治(ひさじ)実行委員長は「皆さん満足してくれたと思う」とした上で、「来年は移民110周年と東洋祭り50周年で記念の年になる。さらに盛り立てたい」と展望した。
 リオ州から友人と来場したルイザ・カンポーザさん(24)は「日本の文化に触れることが出来て楽しい。出店の日本食も美味しいわ」と笑顔で話した。