走って歌って年を越す=サンパウロ市の大晦日恒例イベント

 31日、サンパウロ市では今年も、恒例の年越しイベントである、ミニ・マラソンのサンシルヴェストレやコンサートのレヴェイロンが行われる。
 サンシルヴェストレは大晦日の午前中、サンパウロ市中央部で行われる、15キロの距離を走るミニ・マラソンで、今年で93回目となる。
 国際的にも有名なマラソンで、アフリカから招待された有望な選手たちが優勝を目指すが、メインとなるのはサンパウロ市民で、毎年3万人近くの人たちが参加する。
 スタートは午前8時20分で、パウリスタ大通りのコンソラソンから、フレイ・カネッカ通りを経由して、パウリスタ大通りのカスペル・リベロ大学の校舎までの15キロを走る。
 夜は、今年で21回目を迎えるサンパウロ市恒例の年越しコンサート「レヴェイロン」が行われる。今年の目玉はアシェー歌手のクラウジア・レイテで、サンバ・バンドのサンボー、R&B歌手のラチーノが出演する。元旦との変わり目にはカウント・ダウンも行われ、元旦になった瞬間、花火の打ち上げ式も行われる。
 なお、ステージは、昨年までのブリガデイロ・ルイス・アントニオ大通りから、ベラ・シントゥラ~ハドック・ロボ通りの間に変更される。
 この日はサンパウロ市地下鉄も夜通しで運行を行う。