2018年3月15日の記事一覧

「カエルを飲み込むのはもうたくさん」?=慣用句にかけて、高金利に抗議

サンパウロの目抜き通り、パウリスタ大通りに面したサンパウロ州工業連盟ビルの前に出現した、巨大なカエル(Fiesp)

 サンパウロ市の目抜き通り、パウリスタ大通りに面したサンパウロ州工業連盟(Fiesp)本部ビルの前に、高さ5メートルの巨大なカエルの風船人形が出現した。  Fiespは以前にも、ビルの前に巨大なアヒルの風船人形を置き、「他人のアヒルの代金を払うのはゴメン」(ポルトガル語の慣用句で、「他人の尻拭いをする」の意味となることから、「失 ...

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《ブラジル》上院政府リーダーのジュカー上議が最高裁の被告に=暫定令での企業便宜の見返りか=息子の州知事選に疑惑の献金=合法手段を利用した手口か

ジュカー氏(Wilson Dias/Agência Brasil)

ジュカー氏(Wilson Dias/Agência Brasil)  最高裁は13日、民主運動〈MDB〉党首で上院政府リーダーのロメロ・ジュカー上議に対する起訴状を受理することを決めた。これにより、同上議は収賄と資金洗浄の疑惑で被告となった。最高裁がオデブレヒト社幹部らの報奨付証言〈デラソン・プレミアーダ〉を基に政治家を被告とす ...

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《ブラジル》連邦政府=治安政策に偏り経済疎かに=EB民営化には根強い反対=「年内に社会保障改革も」と大統領語る

テメル大統領(Beto Barata/PR)

テメル大統領(Beto Barata/PR)  【既報関連】2月に出されたリオ州治安部門への直接統治令(IF)以降、連邦政府と議会は国民の支持を獲得し易い治安政策に傾き、経済政策が手薄になっていると14日付現地紙が報じた。  現地紙は、遅々として進まない経済諸政策を、政府、議会、司法当局のどこで何が止まっているか分類している。 ...

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《ブラジル》ロライマ州=10日から麻疹の予防接種=8人の感染確認、1人死亡

 【既報関連】2015年以降、ベネズエラ人流入が続くロライマ州で、麻疹(はしか)が原因らしき死者も出るなど、同病患者が急増。10日から予防接種キャンペーンを始めたと同日付G1サイトなどが報じた。  ロライマへのベネズエラ人流入は、隣国での社会的、財政的な危機拡大で、食料も十分に手に入らない状況が続いているのが原因だ。ロライマに来 ...

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男子バレー=名監督ベベトが急死=84年五輪銀メダルの指導者

 1984年のロサンゼルス五輪で男子バレー代表の銀メダル獲得に貢献し、指導者としても成功したベベト・デ・フレイタス氏(68)が13日、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで心不全のため急死した。14日付伯字紙が報じている。  1950年にリオで生まれたベベトは、ボタフォゴでプレーし、1965年から75年までの同チームの州選手権1 ...

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《ブラジル連警》トイレットペーパーまで解析=DNAデータ照合で、パラグアイで発生した強盗事件の犯人突き止める

 ブラジルと国境を接するパラグアイのシウダ・デル・エステ市で、昨年4月24日未明に警備会社のプロセグール社襲撃強盗事件が発生した。  ブラジル連警はその後、犯罪集団が基地として使っていた家屋から、髭剃りやトイレットペーパー、ビール瓶、コーヒーカップや煙草の吸殻など、300個以上の証拠品を押収。これらに付着したDNAデータを解分析 ...

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東西南北

 昨日付本面でも報じた郵便公社のストは、12日にはじまったと思ったら、翌13日にあっけなく終了してしまった。職員たちは「保健プランの掛け金徴集開始に反対」してストに入ったが、同調者は少なく、高等労働裁判所(TST)が職員に支払いを義務付ける判決を下したことで一気に尻すぼみ。全国郵便公社職員連盟(Fentect)のジョゼ・ダ・シウ ...

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サントス強制立退=銃剣武装の警官に引き立てられ=「何が何だか分からなかった」=いま語る75年前の暗い記憶

当時の記憶を鮮明に語った当山さん

 サントス沖での独潜水艦による米商船2隻と伯貨物船3隻の魚雷撃沈事件を受けて、1943年7月7日、社会政治警察(DOPS)はサントス沿岸一帯の枢軸国民に24時間以内の強制立退を命じ、日本移民の家族およそ6500人らは突如として生活の全てを奪われた。16年8月にドキュメンタリー映画監督・松林要樹氏が強制立退時の在住日本人名簿を発見 ...

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「歴史曲げることできない」=山本賞記念誌の誤り糺す本=ピエダーデの西尾夫妻刊行

西尾夫妻が作り上げた冊子

 記念誌『山本喜誉司賞の歩み』(同賞記念誌編纂委員会編、2009年)の記載内容に異議申し立てをしていた西尾之(故)・章子さん(ピエダーデ在住)夫妻が、同編纂委員会に7年の間に送った抗議文、委員とのやり取り文書、邦字紙に掲載された関連記事やコラム、同記念誌の誤認事項やそれを証明する資料などを一冊にまとめた本を2月20日に刊行した。 ...

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カナメHD=職員採用で現地視察=直接雇用の貴重な機会に

(左から)高野顧問、安田部長、野澤さん

 株式会社カナメ・ホールディングス(大崎雅洋代表取締役、京都府本社)は、グループ会社への人材供給を目的として、職員採用のため現地視察を行い、先月16日に編集部を訪問した。訪日就労を考える日系人にとっては、直接雇用の貴重な機会となりそうだ。  07年に設立された同社は、グループ傘下に商流、物流、人材派遣、水産加工品製造の4つの事業 ...

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