2018年4月10日の記事一覧

2016年にポルトガル国籍を取得したブラジル人は8千人=EUの公的統計機関が発表

 欧州連合(EU)の政策執行機関、欧州委員会で、統計を担当するユーロスタッツが、9日に発表したデータによると、2016年にポルトガル国籍を取得したブラジル人は8千人で、ポルトガル国籍を取得した外国人総勢2万5千人の中で最も多かった事がわかった。  ユーロスタッツは、2016年にはおよそ99万5千人の外国人(もともとEU圏内の国民 ...

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音楽が高血圧の治療に効果=サンパウロ州立大学が確認

 サンパウロ州立大学が、ジュアゼイロ・ド・ノルテ大学、ABC医学大学、英国のオックスフォード・ブルックス大学と共同で行った調査で、音楽が高血圧の治療効果を高める可能性が指摘された。  実験は2日間かけて行われた。1日目は投薬後に1時間音楽を聴きながら、脈拍の変化を記録する。2日目は、投薬後にイヤホンをつけたが、音楽は聞こえないと ...

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《ブラジル》労働者党=逮捕後もルーラが大統領候補=法的には出馬登録は可能=無効なら選挙は大混乱に

9日、ルーラ氏の釈放を求めてクリチバ市で抗議活動をする左翼政党や労組の人々(Gibran Mendes)

9日、ルーラ氏の釈放を求めてクリチバ市で抗議活動をする左翼政党や労組の人々(Gibran Mendes)  労働者党(PT)は、7日のルーラ氏逮捕劇後も、10月の大統領選はルーラ氏を同党候補として臨む意向だと9日付現地紙などが報じている。  ルーラ氏は7日から服役中だが、法律上はまだ出馬することができる。正式な大統領選出馬登録期 ...

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《ブラジル》ルーラ、遂に連警へ出頭=妻の追悼ミサの後に逮捕=演説では最高裁や検察批判=暴徒化した熱狂支持者も

7日のミサでのルーラ氏(Paulo Pinto)

7日のミサでのルーラ氏(Paulo Pinto)  7日、ルーラ元大統領がパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事の逮捕命令に応じ、パラナ州連邦警察に出頭して逮捕された。この日の逮捕は亡きマリーザ夫人のミサを行い、演説を行った後での逮捕という大掛かりなもので、さらに支援者の暴力が目立つなどの側面もあった。7、8日付現地紙が報じている ...

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《ブラジルサッカー》各州選手権が決着=サンパウロ州では遺恨深まる判定も

サンパウロ州選手権通算29回目の優勝を果たしたコリンチャンス(© Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

 8日、ブラジル国内16州でサッカー州選手権の決勝が行われたと、9日付現地各紙が報じた。  サンパウロ州選手権決勝はコリンチャンスとパルメイラスが争った。8日前の3月31日にコリンチャンスのホームで行われた第1試合はパルメイラスが1―0と勝利しており、パルメイラスは、8日の第2試合で引き分け以上なら優勝、1点差負けならPK戦に突 ...

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リオ最大のミリシア摘発=成人142人の大捕り物

 7日朝、リオ市西部サンタクルース区の農園で同州最大のミリシア(犯罪者による民兵組織)が摘発され、6日に始まったパーティの参加者400人超の内、成人142人、未成年7人が身柄を拘束されたと7~9日付現地紙、サイトが報じた。  「リーガ・ダ・ジュスチッサ(LJ)」と呼ばれるミリシアは1995年頃生まれ、ガスや水、基礎食料品セットの ...

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中国交通建設がサンタカタリーナ州の穀物集積港に食指=ブラジルの南北輸出拠点を手中に?

 【既報関連】ブラジルのインフラ事業に積極的に進出している中国企業の中国交通建設股份有限公司(CCCC)が、ブラジル南部サンタカタリーナ州のバビトンガ港穀物集積ターミナル(TGB)経営権獲得にも食指を動かしていると、9日付現地紙が報じた。  サンタカタリーナ州北部のサンフランシスコ・ド・スル市に建設中のTGBは、10億レアル規模 ...

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大耳小耳

 どこもルーラ氏の話題で一色だった先週末。そんな陰で、16年8月に大統領を罷免されたジウマ氏が政界復帰に動いているという話も浮上している。それはジウマ氏が、自身の有権者としての登録をリオ・グランデ・ド・スル州から郷里でもあるミナス・ジェライス州に移したことが明らかになったためで、同州の上院議員選出馬が有力視されている。罷免の際に ...

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仏教はブラジルでどう広まったか=菅尾監督、映画製作追い込み=「変わることで本質浮き彫りに」=ブラジル9月、日本10月公開

映画の1シーン

 ブラジルで仏教はどう広まってきたのか――南米浄土真宗本願寺派(通称・西本願寺)の開教師として来伯した菅尾健太郎さん(40、広島県)が監督をつとめるドキュメンタリー映画『Três Joias(邦題:ブラジル仏教)』が完成に近づいている。総制作費は約35万レアル。2年がかりで撮影を終え、いまは編集中だ。ブラジルでは9月、日本では1 ...

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■ひとマチ点描■「ブラジルにも蝉はいるよ!」

自宅裏庭で採ってきた蝉を持つ南雲さん

 「ブラジルにも蝉はいるよ!」と実物を持ってきてくれたのは、サンパウロ市近郊モジ・グアスーのシャッカラに住む南雲良治さん(82、新潟県)だ。「確かにね、日本の蝉ほど煩くないかな。でも夏の間シャーシャーと鳴いてるよ。これはウチの裏庭の木にとまっていたやつ。たまたま手が届くところにいたから捕まえた」とのこと。  以前から当地俳句界の ...

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