2018年5月22日の記事一覧

ブラジルの統計数値はどこまで信用できるか?

キチンと読み書きできる大人は4人に1人しかないという現実

キチンと読み書きできる大人は4人に1人しかないという現実  本紙2面の19日付記事『本当の失業率は過去最悪=就職断念者入れれば約25%=「政府の雇用改善宣言は欺瞞」』を読んで、思い出した。  難しい学術書にも関わらず異例の世界的なベストセラーになった『21世紀の資本』を書いた仏人学者トマ・ピケティが、研究対象にブラジルを含めなか ...

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ロシアW杯=ブラジル代表国内合宿スタート=招集メンバー続々と合宿所に

ブラジル代表合宿所一番乗りのマルキーニョス(Lucas Figueiredo/CBF)

 7月15日に、ロシアはモスクワの地で、世界最多の6度目のワールドカップ制覇を目指す戦いを開始するブラジル代表が、臨戦態勢に入った。  5月14日にチッチ監督が発表した23人の召集メンバーが21日、リオ州山間部、テレゾポリス市にあるブラジル代表トレーニングセンターに続々と集合しはじめた。  午前7時20分に、合宿所入り一番乗りを ...

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《サンパウロ市》未明に路上生活者2人が死亡=寒波による冷え込みが原因か

 関連前線の通過に伴って、強い寒波に見舞われたサンパウロ市で21日未明、路上生活者2人が遺体で発見された。  路上生活者の世話をしている、カトリック司牧会司祭のジュリオ・レナト・ランセロッチ氏によると、遺体には暴行などを受けた跡はなく、低体温症を起こして亡くなったと思われるという。  最初の遺体は、市内中央部パルケ・ドン・ペドロ ...

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癌と闘った24歳モデル死去=自身の闘病を写真に収め続けた約1年

ナラさんのインスタグラムより

 自身のインスタグラムで癌との闘病を伝えてきたことで話題となっていた24歳のモデル、ナラ・アウメイダさんが21日未明、入院先のサンパウロ市内の病院で亡くなった。  近年は、ユーチューブやインスタグラムといった動画や写真のSNSを使って一躍有名になる人がブラジル国内でも現れているが、ナラさんも当初は、プロのモデルである美貌とファッ ...

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《ベネズエラ》マドゥーロが大統領再選=国民の過半数は未投票=超インフレと圧政続行へ=ブラジルら諸外国は承認せず

20日のマドゥーロ氏(@nicolasmaduro)

20日のマドゥーロ氏(@nicolasmaduro)  20日、ベネズエラで大統領選が行われ、現職のニコラス・マドゥーロ氏が稀に見る低い投票率と不正疑惑、国内外での選挙実施反対のある中で当選を果たした。だが、政情不安に加え、1万%を超えるインフレもあり、ブラジルを含む諸外国からの結果承認拒否は必至となった。20日付現地紙が報じて ...

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《ブラジル》判事1千人に6人に脅迫=家庭内暴力関連訴訟担当判事が危険=「判事の用心欠ける」とも

カルメン・ルシア最高裁長官(Jose Cruz/Agencia Brasil)

カルメン・ルシア最高裁長官(Jose Cruz/Agencia Brasil)  ブラジル国家法務審議会(CNJ)のまとめによると、2017年は国内の判事の内、1千人に6人が何らかの形で脅迫を受けていた事がわかったと、20日付現地紙が報じた。  一審担当判事の方が脅迫を受けている割合が高く、その比率は1千人に7人だった。二審以降 ...

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《ブラジル》全国規模でトラックのスト=連日の燃料値上げに抗議

 原油の国際価格高騰に伴い、ブラジル国内では先週中に5回、22日も再度、ディーゼル油が値上げされた事に抗議し、トラック運転手が21日に全国規模のスト決行と同日付現地紙サイトが報じた。  今回のストは、燃料値上げに反対するために、ブラジル・トラック運転手協会(ABCam)と全国自営運送会社連合(CNTA)が18日に呼びかけたものだ ...

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《ブラジル・マラニョン州》西アフリカ諸国から密航者25人が漂着=大西洋35日漂流の末に

 19日午後11時半頃、ブラジル北東部のマラニョン州沖で、漂流船に乗っていた西アフリカ諸国出身者25人とブラジル人2人が、セアラー州から漁に出ていた漁船に救出され、マラニョン州のサンジョゼ・デ・リバマール市の港に到着したと、20、21日付ブラジル国内紙・サイトが報じた。  密航者25人の国籍は、セネガル、ナイジェリア、ギニア、シ ...

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《サンパウロ市》今年のヴィラーダは300万人の盛況=セントロに目玉出演者

 19日から20日にかけて、サンパウロ市恒例の24時間文化イベント「ヴィラーダ・クルツラル」が開催され、約300万人を集める好評ぶりを示した。21日付現地紙が報じている。  サンパウロ市のアンドレ・ストゥルム文化局長によると、今年のヴィラーダは昨年から大きく改善した点があったという。昨年は会場を市内各地に広げすぎ、場所によっては ...

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東西南北

 バス専用道を作るなどして、悪名高い市内の交通渋滞緩和を試みてきたサンパウロ市だが、ラッシュ時になると途端に動けなくなるバスは今も少なくない。21日付アゴラ紙は、「最も遅いバスの路線」ワースト10を午前と午後に分けて発表しているが、いずれも時速わずか10キロ前後とかなり遅い。午前ワーストは西部のピニェイロス~ドン・ペドロ間行きの ...

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