2018年5月26日の記事一覧

ブラジル代表=国内合宿もあとわずか=マリオ・ザガロも激励に

調整に励むネイマール(Lucas Figueiredo/CBF)

 ロシアW杯まで、残すところあと19日。6度目のW杯制覇を目指すブラジル代表は、21日からリオ州テレゾポリス市の合宿所で一次キャンプを行っている。  グランジャ・コマリーの愛称で知られる合宿所には、選手の姿を一目見ようとブラジル各地からファンが訪れ、大会直前の雰囲気も、一層盛り上がっている。  黄色と緑のセレソンカラーに身を包ん ...

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《ブラジル》大西洋岸森林=伐採面積が56%減少=「植林の促進が課題」とも

世界的にも貴重な生態系も含まれるマタ・アトランチカ(Adriana Mattoso/SMA)

 ブラジルには、大西洋岸の北部から南部にかけて分布し、一部はパラグアイ、アルゼンチンにまで至る森林地帯、大西洋岸森林(マタ・アトランチカ、以後「MA」)が存在する。  国立宇宙調査研究院と、SOS・MA財団の共同調査、「MA再生地図帳」によると、2016/17年期のMAの伐採面積は、15/16年期比で56・8%減少した。  16 ...

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《ブラジル》トラック・スト=全国でパニック状態に=空港、工場、市場が麻痺=市民の食糧、医療にも悪影響

枯渇するガソリン・スタンド(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 21日にはじまったトラック・ストの影響は、交通や食品、製造など、多岐にわたり、国民生活にパニックを巻き起こしている。その被害状況について25日付現地紙・サイトが報じている。  同ストで国民に真っ先に影響が出たものとしてはまず交通部門があげられる。これは燃料の供給が滞ってしまったためにもたらされたものだ。  航空部門では、多くの ...

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《ブラジル》トラックスト、5日目に突入=前夜に「一時停止」の発表も=国内の混乱に拍車かかる

24日夜には、主要閣僚が「トラック運転手代表者との合意が成立した」と発表していたが…(Valter Campanato/Agencia Brasil)

 【既報関連】ディーゼル油価格値上げに反対するトラック運転手によるストが続く中、24日夜行われた、政府とトラック運転手代表者との交渉後、「15日間のスト一時停止」が政府側から発表された。だが、翌25日も全州でストが継続されたと、同日付現地紙・サイトが報じている。  政府側の提案は、「ディーゼル油の製油所価格を30日間、リットル2 ...

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スト騒動でサンパウロ市が緊急事態宣言!=大統領も軍の出動認める

パウリスタ大通りを埋めるスクールバス(Allan White/FotosPublicas)

 【既報関連】トラック運転手のストが5日目を迎えた25日、サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長が緊急事態を宣言。さらに、テメル大統領が道路封鎖を解くために軍などの投入を認めたと同日付現地紙サイトが報じた。  24日の合意成立で25日はスト回避と見られていたが、25日も連邦直轄区を含む全州で何らかの形のストが続いた。  サンパウ ...

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《ブラジル》トラックスト=運転手が暴行受けて負傷=病院用の衣類運送試みて

 【既報関連】ディーゼル油の価格上昇に反対して起きたトラックスト4日目の24日、マット・グロッソ州で、病院用の衣類を運ぶトラックが投石を受けた上、運転手が暴行されて負傷する事件が起きたと同日付現地紙サイトが報じた。  事件が起きたのはマット・グロッソ州都のクイアバから420キロのソリーゾ市だ。運転手は国道163号線を通り、病院へ ...

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《ブラジル》ウルグアイまで行って給油=ガソリン枯渇のリオ・グランデ・ド・スル州で

 トラック・ストでのガソリン枯渇の影響が隣国ウルグアイの国境近くのガソリン・スタンドにまで及びつつあると、25日付ブラジル国内サイトが報じている。  リオ・グランデ・ド・スル州では、州都のポルト・アレグレが、全てのガソリン・スタンドが燃料ゼロになって緊急事態宣言を行うなど、燃料不足が深刻になっている。  そんな中、同州サンタナ・ ...

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東西南北

 トラック業界のスト続行で、国中がパニックに覆われた25日のブラジル。そのストの影響が国民の生活に及んできていることは報じたが、ネットなどを見ていると、不人気のテメル政権憎しとばかりにトラック運転手たちを応援する声が目立っている。「ストは国民の権利」「軍の介入などもってのほか」との意見も見る。ただ、この状態が週末を越えても続くよ ...

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《ブラジル》USP=日本語科、非日系学生が8割=日本文化研究所50周年=英語やポ語で学ぶ時代に

左から松原教授と菊池所長

 今年、サンパウロ大学の日本文化研究所(菊池渡所長)が開所から50年という記念すべき節目を迎えた。かつて日本語学科の学生の大半が日系人だったが、今では8割が非日系人。多くの学生が日本語科を専攻する一方で、半数は日本語が読めない時代になった。そんな時世ととも「原典主義」から離れるなど、ブラジルにおける日本研究の拠点が新しい地平に向 ...

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110周年=サンパウロ州知事、式典出席を約束=ルアネー法100万レ支援検討も

マルシオ・フランサ聖州知事と会談した日系団体代表者(Aldo Shiguti)

 マルシオ・フランササンパウロ州知事は16日夕方、州政庁バンデイランテス宮で主要日系団体代表者から日本移民110周年記念式典の招待状を受け取り、出席を約束した。加えて、ルアネー法で100万レアルを財政支援する可能性について検討すると発表した。  予定より1時間40分遅れで会合に顔を出したフランサ州知事は、「(記念式典に)必ず出席 ...

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