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2018年7月11日の記事一覧

バストス卵祭り12日から=養鶏研究会や日本食、芸能も

 国内消費量の20%を生産する〃卵の都〃として知られるサンパウロ州バストス市で、バストス農村組合(真木勝英会長)と同市の共催で『第59回卵祭り』が12日から4日間、渡部キスケ展示センター(Rua Pres. Vargas)で開催される。入場無料。  1948年にバストス日本移民入植20周年を祝し、入植祭として始められた同祭。その ...

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■訃報■新井知里さん

 ブラジル熟年クラブ連合会会報で短歌選者を務めていた新井知里さんが3日午後11時半、自宅で入浴中に心臓麻痺で亡くなった。享年80歳。  1938年1月17日長野県生まれ。61年に渡伯した。コロニア屈指の短歌・俳人で、NHK全国俳句大会や海外日系文芸祭などで何度も入賞した。  96年には宮中歌会始に「しその苗抱いて帰りて水やれば日 ...

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日経新聞、中南米宅配を終了

 日本経済新聞社は、同紙米州版の中南米への宅配業務を9月30日付発行で終了する。10月分以降の購読料の返金時期、方法については代理会社OCSより案内される。  同社は、購読者のニーズの変化に伴い電子化が急激に進んだため、事業継続が困難と判断。今後は「日経電子版Pro」と日本から空輸して届ける紙面(本土版)を提供する。電子版は月額 ...

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大耳小耳

 『朝陰』第464号が6月に刊行された。《桔梗咲く亡父の拓きし旧耕地》(西史子)。万葉集にも「秋の七草」と歌われている桔梗だが、実は日本では絶滅危惧種。ところが亡父によって持ってこられ、ブラジルに根付いている。植物も人と共に移住することが実感される句では。《看板のみ小野田牧場秋深し》(鈴川麦秋)からは、ルバング島から帰還したあの ...

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長崎の世界遺産認定を喜ぶブラジルの信者の声

聖母婦人会のバザーで大河家の皆さん(手前左が久能木さん、その奥が大河さん)

 「昨日とっても嬉しいニュースを聞いたの。長崎の潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産に認定されたって。今までカトリックとして苦しめられてきた歴史が認められて、少し報われた気がするわ」――久能木(くのき)チエコさん(86)は、そう笑顔を浮かべた。  1日にサンパウロ市のサンゴンサーロ教会であった聖母婦人会のバザーで、名物うどんのコメン ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(16)

 見回すと全員俯いている。軍の組織は解体しているはずだが、われわれの意識は、まだ階級秩序にしばられていた。上官の言葉は理不尽であっても、一切異をとなえないで死地に飛び込む習慣が残っていた。さらにソ連側は旧日本軍の組織をそのまま利用し、捕虜の統率を容易にしようと図った節があった。 (註)ビクトル・カルポフ(一九九六年ウクライナ軍中 ...

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