「植民地に生まれ、そこで根を張って生活する移民の生の声を聴いて欲しい」――駐在員向けの観光プランを提供する、旅行会社のトレンディーツーリズム(関根いつ子代表)は『温泉リゾート満喫3日間―安永忠邦さんに聴くブラジル移民史―』を10月26~28日に企画している。 今年、入植百周年を迎えたプロミッソン上塚植民地に在住の安永忠邦さん ...
続きを読む »2018年9月11日の記事一覧
■訃報■田中慎二
イラストレーター、画家、コロニア史研究家の田中慎二さんが7日午後4時、サンパウロ州立ガン医療センター(ICEUP)で多臓器不全のために亡くなった。享年83。今年初めにすい臓ガンが見つかり手術をしていたが、感染症を併発して急死した。初七日は16日(日)午前10時15分からパロキア・サンフランシスコ・デ・アシス(Rua Borge ...
続きを読む »特別寄稿(追悼文)=田中慎二さんのこと=サンパウロ市在住 中島 宏
また一人、コロニア、いわゆるブラジル日系社会から、異彩を放った稀有な人物が忽然と消えた。田中慎二さんが亡くなられた。享年八十三歳であった。 一九五五年に日本からボリビアに移住、その後、一九六〇年にブラジルへ再移住し、パウリスタ新聞社に入社後、コチア産業組合の機関紙「農業と共同」誌に勤務。一九七〇年代以降はフリーとなって、日系 ...
続きを読む »散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<4>
東京では最初に福岡県出身の遠藤政夫参議院議員を大蔵政務次官室に訪ねました。そして、ブラジル県人会の現状説明と、新会館建設の補助金を母県に申請したので協力をお願いして快諾を得ました。 次は山崎拓代議士を事務所に訪ねました。山崎氏は後に防衛庁長官、建設大臣、自民党幹事長、そして自民党副総裁などを歴任した実力者でした。山崎氏は前年 ...
続きを読む »独立200周年記念の記念モニュメント建設を
暴力を扇動する発言を多発するボルソナロ大統領候補が、暴力によって口を封じられる姿に、自然界の摂理を感じるのは、コラム子ばかりではないだろう。選挙戦が始まって2週間経つ。国民の大半にとって、理想的な候補がいないなかで、消去法で誰に投票するかを選ぶしかない選挙のようだ。そんな大統領候補者の中で、誰も「ブラジル独立200周年にこんな ...
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