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2018年9月18日の記事一覧

「もっと青しそ使って!」=生産者の瀬尾さん呼びかけ

青しそ

 聖南西地区のイビウナ市で青しそを生産し、サンパウロ市などで販売している瀬尾正弘さん(84、徳島県)が、「もっと一般家庭や日本食レストランで青しそを使ってほしい。ぜひブラジルらしい使い方も開発して」と呼びかけている。  ソバの薬味、天ぷら、手巻き、和食料理の添え物などに欠かせない香り抜群の青しそ。かつて、本格的に青しそを作る農家 ...

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■訃報■荒木克弥さん

荒木克弥さん

 アルジャー文化協会会長、山形県人会会長などを歴任した荒木克弥さんが12日夜にアルジャー市内の病院に運び込まれ、死亡が確認された。享年80歳。死因は肺炎だった。  荒木さんは1937年10月24日、山形県生まれ。東京農業大学に入り、在学中米国カリフォルニア州で農業実習を受けた。61年にブラジルに移住し、64年に荒木花卉園を設立。 ...

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大耳小耳

 第70回全伯短歌大会の「批評と感想」で小池みさ子さんは、《鹿児島のボンタン飴も買いたして母の一周忌ブラジルに発つ》(天野江利沙)という作品に注目していた。「ブラジルで母が亡くなって一周忌に駆けつけるとき、母の故郷の名物・鹿児島のボンタン飴を買って帰るという二世の歌。日本とブラジルに別れて暮らす家族の思いやりが詠み込まれている」 ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(45)

  一六、列車は東へ(一)  家畜並みの身体検査は終わった。通訳が私の方のグループに告げた。 「所持品を持って、至急ここに集まって下さい」  すぐ近くの屋根のないプラットホームに導かれた。貨物列車が停まっていた。一両に一六人づつ乗車する。貨車には一〇㎝ほどの厚さに、松葉が敷きつめられていた。薄い敷布団が等間隔に一六枚置いてある。 ...

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