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9月 2018の記事一覧

《ブラジル》衛生設備不備で医療費増額=SUSの経費は1億レアル

 【既報関連】上下水道などの基礎的な衛生施設が整っていないために起きる健康被害により、統一医療保健システム(SUS)では、2017年だけで1億レアルの経費がかかったと20日付現地サイトが報じた。  保健省によると、浄化されていない水を飲んだり使ったりする事や、下水やゴミの処理が適切に行われていない事で生じる健康被害は、26万34 ...

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東西南北

 連日、様々な調査機関が選挙の世論調査を行っているが、ここでは、最新のダッタフォーリャのサンパウロ州知事選の情報を。18~19日に行われた調査では、前サンパウロ市市長のジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)が盛り返し、26%の支持を得、22%のパウロ・スカッフィ氏(民主運動・MDB)を抜き返した。だが、決選投票のシミュレーシ ...

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勝ち負け巡るそれぞれの思い=二分したアサイ移住地=(1)=戦後25年「日本は勝った」

戦後、日本に帰国する人の送別会の様子。釣り上げた巨大魚で門出を祝った。魚の後ろに立つ面長の男性とその家族が帰国した

 4大移住地のひとつに数えられ、戦後はコーヒーと綿花の栽培で栄えた北パラナのアサイ移住地。他の日系移住地と同様に終戦直後は、ほとんどの人が日本の戦勝を信じていたという。50年代なっても、戦勝を信じる「勝ち組」と敗戦を認識していた「負け組」が別々に団体を作るなど、双方の溝が深まっていった。当時を知る人々にそのときの出来事や、勝ち負 ...

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茶道裏千家=セラードの悠久を憩う茶会=ゴイアニア観光の特別ツアーも

来社した一行

 茶道裏千家ブラジルセンター(林宗一代表)主催の「セラードの悠久を憩う茶会」を来月12日午後1時から、ゴイアス州アナポリス市にある陶芸家・本城正行氏のアトリエ(Rua de Retiro, Sao Vicente)で行う。参加費150レ。  これはブラジル日本移民110周年祭典事業の一環として企画されたもの。セラードにある本城氏 ...

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29日、持続的農業セミナー=農薬に頼らず土作り重視

来社した長井さん

 持続的な農業の発展をテーマにした「第7回持続的農業セミナー」が、29日午前9時から正午まで、ブラジル沖縄県人会館(Rua Dr. Tomaz de Lima, 72, Liberdade)で開催される。ポ語進行、参加無料。  農業技師の長井邦夫さんが企画、年2回開催されている。農薬に頼る従来の農業では地力が落ちるという考えの下 ...

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トヨタグループ主催コンペ=PLゴルフ場で145人が参加

 トヨタグループ16社の協賛で「第12回レクサス&トヨタズカップ」が先月26日、アルジャー市のPLゴルフクラブにて開催された。当地における同グループへの日頃の愛顧に感謝を込めて毎年開催するもので、昨年を越える145人が参加し、大盛況となった。  ブラジルトヨタ60周年、ブラジル日本移民110周年、PLゴルフクラブ50周年という記 ...

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「勇気を出しなさい!」=エホバ証人大会、今月末

 ものみの塔聖書冊子協会による「エホバの証人大会」が28、29、30日の3日間、サンパウロ市のエホバの証人の王国会館(Rua Afonso de Freitas, 179, Paraiso)で開催される。入場無料。日語のみ。  紛争、災害、疫病、民族対立が激化する現在を危機の時代と捉え、今年のテーマを「勇気を出しなさい!」とした ...

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大耳小耳

 日本力行会(在東京都)の会報『力行世界』1079号が8月に刊行された。それには平成30年春の叙勲で、力行会アルゼンチン支部長の山口義男さんが「旭日単光章」を受賞したことが写真入で報じられていた。1956年にブラジル軍艦で当地に移住後、58年に力行会の仲間数人とアルゼンチンへ転住したとか。以来、クリーニング店に就労し、現在まで製 ...

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パラグァイ=「マリト政権は2年も続かない」=カルテスの置き土産に苦労=気になる麻薬マフィアの暗躍=アスンション在住 坂本邦雄

パラグァイの新大統領マリオ・アブド・ベニテス氏《通称マリト》(Casa Rosada (Argentina Presidency of the Nation), via Wikimedia Commons)

 就任後、既に1カ月有余が経過した今日、アブド・ベニテス新政権は、始動したエンジンが未だ全開できないでいる様である。  その一因は、政権与党のコロラド内部で、カルテス派を抑えて今回政権の座に就いたマリトと、カルテスの間の幾多の摩擦の傷が癒されず、大同一致の行政体制が未だに築けずにいる事である。  ちなみに、カルテス前政権の過半末 ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(47)

 駅舎の屋根の上にロシア文字が六個並んでいる。通りがかりの人にその文字を指差すと 「ハバロフスク」  と、教えてくれた。  広い入口から待合室に入ってみる。薄暗い内部は旅人らしい人々で混雑している。その人達に混ざって、小柄でやせ細っている私が動き回っても誰一人咎めようとしない。煙草を吸っている人を眺めていると、彼は二本を箱から抜 ...

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