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2018年10月26日の記事一覧

県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(6)=岐路に立つサンタフェ文協=小林書記「この5年間が勝負」

別れ際に唱歌「ふるさと」を合唱

 水上公園を後にした一行は、ホテルに戻って休憩を挟み、午後6時にサンタフェ・ド・スール日伯文化体育協会に向かった。当日は、サンパウロ市で開催されていた「第12回世界ゲートボール選手権大会」に出場のために会員の多くが不在となるなか、わずかな会員が精一杯のもてなしで一行を迎えた。  挨拶した小林ノリオ書記(54、二世)は、同会の活動 ...

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沖縄県人会=世界ウチナーンチュの日記念=『次世代の宴』、28日

来社した島袋会長、新城実行委員長、比嘉パウロ副会長

 ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)は『ウチナーンチュの日 次世代の宴』を28日午後3時から、同県人会館(Rua Dr. Tomaz de Lima, 72, Liberdade)で開催する。入場料15レ。  2016年に沖縄で行なわれた世界ウチナーンチュ大会で、10月30日が世界ウチナーンチュの日に制定された。それに合わせて、 ...

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新開地だったドラセーナ=奥パ一の自慢の会館建設=初期入植者の貴重な証言も

式典には380人が参加した

 「50年に視察にきた時は、まだ何もない荒山だった」――そう語るのはドラセーナ在住の柏浦正一さん(89、埼玉県)だ。トメアスー第8回移民でアカラ植民地などを転々とし、市制開始から2年目だった1951年、22歳の時に「未開拓の荒山を開拓したい」と夢を追って、ここに辿り着いた。会館建設の逸話を中心に、町の歴史の貴重な証言を集めてみた ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(68)

 ソ連軍将校の中には日本語を私たちより上手に話すものがいる。彼もその一人で連れの将校も、理路整然と語った。東さんがみんなを見回して言った。 「俺たちが生きて帰ってこそ、死んだ戦友たちの霊も浮ばれると思うが、みんなどうだ」  全員黙ってうなずいた。しかし翌日私たちは第一船からはずされ、嬉々として埠頭に向う戦友の列を見送った。    ...

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今のブラジルを思うとゾッとする、昭和の名コラム

山本夏彦コラム傑作選

山本夏彦コラム傑作選  「汚職は国を滅ぼさないが、正義は時に国を滅ぼす」という、日本では比較的有名な言葉がある。その言葉の主は「昭和の名コラムニスト」と呼ばれた山本夏彦氏(1915~2002年)だ▼この言葉は、正確には同氏が1980年に書いた「汚職で国は滅びなない」と83年の「正義は時に国を滅ぼす」を合わせたものだが、論旨そのも ...

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