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10月 2018の記事一覧

大耳小耳

 歌誌『椰子樹』378号が9月に発行された。 《眞子様の御来場待ちて早朝より超満員なる日本祭》(阿部玲子)も7月の慶事を偲ぶ作品。《店先に華やぎ競う花よりも歩道割れ目の月草ぞ好し》(住谷久)は庶民派の作品だ。映画女優は派手で美しいが、一緒に住むには、自分の好みをよく知っている女房こそが一番?! 《どの会に行くとも戦前移民なく化石 ...

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〃時代の振り子〃が右に振れ始めた!=テクノロジーの進歩で生まれた民主主義の隙突く=デジタル空間のクーデターか

「時代の振り子」は右へ、左へ(By Zatonyi Sandor, from Wikimedia Commons)

「時代の振り子」は右へ、左へ(By Zatonyi Sandor, from Wikimedia Commons)  今年、リベルダーデで一番賑やかだった街頭の打ち上げ花火は、サッカーW杯ではなく、ジャイール・ボルソナロの当選だった。  半年前、支持率トップでありながらも、大半の国民からは「どうせ本命ではない」と期待を込めて思わ ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(69)

 灯りの向こうの暗闇に故郷の山川があらわれて、よくぞ生きて帰ってきたと、語りかけてくるようであった。真冬の日本海上、灯りが見えなくなるまで佇ちつくしていた。吹きつける寒風を暖かく感じながらー。  生涯を通じ、これほど強烈な感動を覚えたことはない。   二五、遂に故国の大地を踏む  感動の涙に心を洗われた翌日は、一九四七年一月一日 ...

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山形県人会=創立65周年盛大に祝う=吉村知事「県人移民は誇り」=海外技術研修員は交流の要

慶祝団と県人会役員らで行った記念撮影

 1907年、笠戸丸移民に先駆けて当地へ渡った鈴木貞次郎氏を筆頭に、5826人もの山形県人が移民政策によって当地へ渡った。53年、会員同士の親睦と相互扶助を目的にブラジル山形県人会が設立され、当初91人だった会員は現在では400人以上に増加した。21日には県人会創立65周年記念式典をサンパウロ市で盛大に行うに至り、母県から慶祝に ...

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新風が吹きぬけた統一選挙=サンパウロ市在住 諸川有朋=10月13日期

ボウロナロ大統領候補(Fernando Frazão/Agencia Brasil)

<その1>  選挙により、国民に合った政治家が選出されると言われ、国の政治が良くなるのも悪くなるのも、元々は国民の責任であると言われ、私達日系人はよく親達から「清き一票を」とよく聞かれた。  しかし、私達の見解では本当にだれがブラジル国の発展と国民の為になってくれるのか解らないで、最終的には知人の要望や心に無い夢のよ ...

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《ブラジル》ドル高でブラジル人が国外での出費抑える=9月の旅行収支の赤字は8億1600万ドルに縮小

ブラジルにはまた知られていない外国人観光客を呼び込める場所がたくさんある。(参考画像・Joel Vargas/PMPA)

ブラジルにはまた知られていない外国人観光客を呼び込める場所がたくさんある。(参考画像・Joel Vargas/PMPA)  ブラジル中銀が25日に発表したデータによると、9月にブラジル人が国外で消費した金額は、外国人がブラジルで消費した金額を8億1600万ドル上回ったが、ドル高で赤字額は大幅に縮小した。  「外国人がブラジル国内 ...

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《ブラジル》大統領選はボルソナロ有利で決戦へ=ハダジは6%P詰めるも=依然として12%Pの差=サンパウロ州知事選は予断許さず

25日のボウソナロ氏(Fernando Frazão/Agencia Brasil)

25日のボルソナロ氏(Fernando Frazão/Agencia Brasil)  28日の決選投票目前の大統領選や知事選の世論調査の結果を、ダッタフォーリャが25日に発表した。大統領選ではジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)が有効票の56%の支持を得、12%ポイントのリードのままで決選投票を迎えることになったと、 ...

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「ボルソナロ氏は両国間の共同戦略を誤解」=在ブラジル中国大使館の高官が語る

今年7月に会談した、中国の習近平国家主席(右)とブラジルのテメル大統領(左)(Cesar Itibere/PR)

今年7月に会談した、中国の習近平国家主席(右)とブラジルのテメル大統領(左)(Cesar Itibere/PR)  在ブラジル中国大使館外交官のク・ユフイ氏が25日、「大統領候補ジャイール・ボルソナロ氏の中国に対する認識には、両国間の共同戦略に対する誤解が混ざっている」と発言したと、26日付ブラジル国内紙が報じた。  ボルソナロ ...

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2州警察銃撃戦=連警が本格的に捜査に参加=重傷で入院中の企業家死亡

25日に亡くなった警備会社社長のレアル・ジュニオル容疑者(Polícia Civil/Divulgação)

 【既報関連】サンパウロ州市警の要請で、連邦警察がミナス・ジェライス州ジュイス・デ・フォーラで19日に起きたサンパウロ州市警とミナス州市警の銃撃戦の捜査に乗り出したと、26日付現地紙が報じた。  この事件は、サンパウロ州の企業家二人がミナス州の企業家との間で交わした1400万レアルの融資に絡むもので、双方が各州の市警を護衛に雇っ ...

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《ブラジル》妊婦、母親は自宅拘留に=最高裁、2審有罪でも権利認める

リカルド・レヴァンドフスキ判事(Carlos Humberto/SCO/STF)

 ブラジル最高裁(STF)第2小法廷は今年2月、「判決の出ていない、妊娠中か、12歳までの子供がいる女性拘留者(以下「母親拘留者」)に対し、自宅拘留を認める」との判決を出していたが、リカルド・レヴァンドフスキ最高裁判事は25日、「最終判決が下っていない全ての母親拘留者」にも自宅拘留を認めた。25・26日付現地紙・サイトが報じた。 ...

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