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2018年12月7日の記事一覧

南大河州=イタチで移民50年祝う=変わらぬ故郷に酔いしれ

50周年祭の様子

 南大河州イタチ市で、「日本移民50周年祭」が先月11日に、市内のプロテスタント教会で開催された。  イタチは1826年にドイツ移民から始まった入植地。50年前に日系人7家族34人が土地を購入して転住したのが、同地における日本移民の嚆矢となった。  日系人は野菜や果実などの試作を経て、温暖な気候を活かしてバラやカーネーションなど ...

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大耳小耳

 『ブラジル日本交流協会2017年度報告書』が郵送されてきた。本紙記者も一人いたが、今年3月に帰国した交流協会生の1年間のブラジル体験がまとめられている。沖縄県宮古島出身の國仲祐希さんところを見ていたら、《宮古島の田舎で育った私は、中学のころから島を出たくて仕方なかった。高校で沖縄本島に行き、大学は東京の行って留学すると決めてい ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(10)

 日本人はみんな背が低く、土地の者になじみのない妙な服を着ている。借りた着物のように妙に感じるのは移民のほうも同様で、彼らが洋服など着慣れているはずもなかった。  地元の人間にしてみれば、日本人はまったく理解できない言葉を話し、なかにはそれを笑う者もいた。奇異な言葉はおかしくもあったろう。また、沖縄の女たちは、他の土地にくらべて ...

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「マイノリティはついて来い」の限界

2日のパルメイラスの優勝記念撮影に加わるボウソナロ氏(Lucas Figueiredo/CBF)

 12月2日、サッカーの全国選手権で優勝したパルメイラスの最終戦で、現在のブラジルを象徴する出来事が起こった。この日は同チームのファンを公言するジャイール・ボルソナロ次期大統領がチームの経営陣に招待された。同氏は、試合後にグラウンドに降り、優勝の記念写真に収まるは、優勝杯を持ち上げるはの大はしゃぎぶりだった▼ボルソナロ氏はそのま ...

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