サンパウロ州=1分につき1人が免停か没収=大半の原因はスピード違反

 サンパウロ州では1分につき1人が、自動車運転免許停止または免許証没収の処分を受けていることがわかった。12日付現地紙が報じている。
 サンパウロ州交通局(デトラン)が発表したデータによると、17年1月~9月に、サンパウロ州で自動車免許の停止処分を受けた人は42万4625人、没収された人は9467人で、合計43万4092人いることがわかった。
 1月から9月までの時間を分に換算すると39万3120秒なので、1分につき1人強の割合で免停か没収が行われたことになる。
 また、サンパウロ市に限って見ても、免停が18万7266人、没収が3602人と多い。
 デトランによると、この、これらの原因の大半はスピード違反によるものだという。
 なお、昨日付本紙でも報じた、9日にサンベルナルド・ド・カンポ市内のイミグランテス道で起きた、女性2人が死亡した追突事件の続報だが、8人を乗せていたエコスポルテにぶつかったメルセデス・ベンツは、制限速度120キロの区間を時速200キロで走っていたと見られている。さらに、ベンツと競争をしていたと見られるカマロを運転していたのは警察官だった疑いが持たれているが、別の区間の防犯カメラに映っていたカマロは、制限速度内で走っていたという。