ラヴァ・ジャット裁判ではルーラ氏無罪を支持するものの、左翼各政党は10月の大統領選では独自候補を立て、ルーラ氏の労働者党(PT)とは連立を組まない見通しであると、28日付現地紙が報じている。第2審有罪判決を受け、「左翼の雄」であるはずのPTとの微妙な距離感が現れ始めた格好だ。
ルーラ氏が第4連邦地域裁(TRF4)で収賄ならびに資金洗浄で禁錮12年1カ月の判決を受けた日の翌日25日、PT中央執行委員会はルーラ氏の大統領選出馬を改めて正式宣言すると同時に、他の左翼政党と一致団結して選挙で連立することを求める声明を出した。