リオ=警官殺害に対抗し大型作戦=銃撃戦でマフィア3人死亡

 30日、リオ市北部のジャカレジーニョで麻薬組織の取り締まりが行なわれ、銃撃戦で3人が死亡、12人が逮捕された。殺害された警察官2人の犯人捜査が目的だった。30日付現地サイトが報じている。
 30日午前6時30分頃にジャカレジーニョでは、市警と特別協力援助部隊(CORE)による約300人を動員した大掛かりな捜査が行なわれた。作戦にはヘリコプターも導入され、その間、空軍の飛行訓練が中止になった。
 この作戦では、銃で抵抗した犯罪組織のメンバー3人が銃弾を受け負傷して病院に運ばれたが死亡、組織メンバー12人が逮捕された。銃撃戦の流れ弾が頭をかすった住人が1人負傷した。
 今回の捜査は、殺害された2人の警察官の犯人捜査を目的としたもの。
 1人は市警のファビオ・モンテイロ巡査で12日に殺害された。同巡査はその日、恋人を乗せて車を運転中、ジャカレジーニョの近くで武装した集団に停められた。巡査は恋人と共に車を降り、彼女を逃げさせたが、背中や頭に5発ほどの銃弾を浴び死亡した。
 もうひとりはブルーノ・ギマリャンエス・ブーラー(通称・ブルーノ・シングー)CORE隊員で、狙撃手要員だった。同隊員は昨年8月11日、ジャカレジーニョで首に銃弾を浴び亡くなっていた。