東西南北

 25日、サンパウロ市中央部のリベルダーデで、毎年恒例の中国の旧正月を祝うセレモニーが行われた。この祝賀行事は16日からはじまり、15日間行われるが、25日は「春の祭典」と呼ばれる行事が、11時から19時まで、入場料無料で行われた。主催者側によると、来場者は約10万人に達したという。今年は戌年にちなんだパレードも行われた。ただ単に犬を表現したに留まらず、戌年が象徴する「忠誠」「誠実」などをイメージした行進が見られた。また、リベルダーデの最近の一般イメージゆえか、コスプレを行う人たちも多くかけつけ、旧正月を華やかに彩った。
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 23日午後3時頃、サンパウロ市中央部カンポス・エリゼオス区のドゥケ・デ・カシアス大通りとジェネラル・ロンドン街のあいだで、約20人ほどが石や木材を投げて暴れる事件が起き、車11台が破壊され、近隣の商店も一時閉鎖する騒ぎとなった。この騒動では、何人かの人が攻撃を行った人に取り囲まれ、うずくまった状態から殴る、蹴るの暴行も受けていた。騒ぎの最中には軍警もかけつけたが、彼らも騒ぎを起こした人たちに暴行を加えていたとか。もう、何がなにやら。
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 24日のサッカーのサンパウロ州選手権、イタケロンで行われた今年初の宿命の対決、コリンチャンス対パルメイラスは、コリンチャンスが2―0で本拠地での試合を飾った。敗れたパルメイラスは、今年の同選手権で初の黒星を喫した。パルメイラスとしては、決勝トーナメントで勝ちあがり、コリンチャンスと再び対戦したときに、この借りを返したいところ。