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東西南北

 22日の最高裁がルーラ元大統領に対し、4月4日までは逮捕されない事を保証する暫定令を出した際、「本人のせいではない裁判の遅れで元大統領が束縛されるべきではない」と言った判事が居たとか。第4地域裁での2審で有罪とされた被告は皆、2審後の刑執行との原則に従っているのに、期間限定とはいえ、ルーラ氏だけがそれを免れ得るのは今一つ納得いかない。ラヴァ・ジャット作戦特捜班は、第2審後の刑執行の原則が崩れれば、同作戦の有効性が殺がれ、政治家は裁かれないとの風潮がまた広がると恐れている。最高裁判事達が情などに流されない事を願いたい。
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 サッカー・サンパウロ州選手権の4強に最後に名乗りを上げたのは、ブラガンチーノとの初戦を1点差で落とすも、第2戦では2点差で勝ち、逆転したコリンチャンスだった。準々決勝が終わったばかりだが、本日24日からすぐに準決勝が始まる。サントス、パルメイラス、コリンチャンス、サンパウロのサンパウロ州4強がベスト4の座を独占するのは7年ぶりのこと。今年のサンパウロ州選手権は一気に佳境に入った。
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 「ブラジル教育省の内部機関、全国教育審議会(CNE)が、中等教育における遠隔授業の可能性を示す提言を、全国中等教育カリキュラムガイドラインに盛り込み、テメル大統領も前向き」と21日付本面で報じたが、メンドンサ・フィーリョ教育相は、「CNEでの議論は自由だが、私は遠隔授業を認めない。教育省を代表して発言するのはこの私」と語っている。立場や手続き上の問題は脇に置き、「何が生徒のためになるか?」を最優先で考えて欲しい。

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