大阪聖市姉妹都市=「どんな覚悟で海を渡ったか」=上村さん、日系人意識を強め

吉川会長と上村さん(提供写真)

吉川会長と上村さん(提供写真)

 【既報関連】大阪・サンパウロ姉妹都市協会(吉川秀隆会長)による招待で親善大使として先月5日から18日にかけて訪日した上村秀樹さん(24、三世)は、研修を終え、報告のため2日に本紙を訪れた。
 昨年のブラジル日本語センター主催「第11回弁論大会」で優秀賞を収め、親善大使に抜擢された上村さん。約2週間に及び、大阪市役所の表敬訪問や大阪府を中心に企業等の視察を行った。
 特に印象に残ったというのが、神戸市にある海外移住と文化の交流センター(旧神戸移住センター)。「ブラジル日本移民史料館では、渡伯後の歴史を見せているのに対し、神戸の史料館では、渡伯以前の歴史を知ることができた」という。
 「どんな決断をして、どんな覚悟を持って移民たちは海を渡ってきたのか。叔父は日本へ戻りたくても戻れなかったが、どんな想いだったのかを改めて考えさせられた」としみじみと語り、日系人としての意識を強めたようだ。
 そのほか、「日本人の譲り合いや気配りの文化が随所に見られた」と語り、「これまでにない貴重な経験になった」と振返った。上村さんは、今年9月に開催される第12回弁論大会で、今回の体験談を発表する見通しだ。