東西南北

 6日より、サンパウロ州知事選出馬のために辞任したジョアン・ドリア氏に代わってサンパウロ市市長をつとめるブルーノ・コーヴァス氏。同氏は故マリオ・コーヴァス元サンパウロ州知事の孫ということで所属の民主社会党(PSDB)内でもサラブレッドとして扱われている。だが、ダッタフォーリャが行った最新調査によると、現在の市長が同氏であることを知っている市民はわずか31%に過ぎないという。これに限らず、いつの場合も、副の立場にある人は地味な扱いを受けがちだ。コーヴァス氏としては、次のサンパウロ市市長選が行われる20年までに、しっかりと市民が喜ぶような実績を作っておきたいところだ。
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 17日午前、サンパウロ市北部イミリン大通り沿いのガソリン・スタンドで爆発事故が起き、近くにいた7人が負傷した。そのうちの4人は現場のスタンドにいたスタッフなどで、別の3人は、スタンドの向かいにある学校にいた生徒2人と教員1人だった。この学校は事故のショックで、塀の一部が崩れた。警察は現在、原因を究明中だが、スタンド内のスーパーマーケットと給油ポイントの間での事故のため、ガス・ボンベが爆発した可能性が疑われている。
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 また、18日朝には、サンパウロ州アグードスの保育園ジオミラ・ナポレオ―ネ・パスコアルで、天井が崩れ落ちる事故が起きた。この事故で、子ども16人、教職員4人の16人が負傷したが、死者は出なかった。調べによると、この保育園は昨年リフォームを行っているが、補強などがうまくいっていなかったということか。