倫理の基本は「苦悩」=倫理の会、東納英一氏が講演

講演をする東納理事

講演をする東納理事

 ブラジル倫理の会(須郷清孝会長)が7日朝、日系パラセホテルでモーニングセミナーを開催した。社団法人倫理研究所の東納英一理事が来伯し、「喜べば全てが好転する~成功の秘訣~」をテーマに講演を行った。
 「『苦悩』が倫理の1番の基本。全てが上手くいくわけではない。大切なのは苦しみを喜びに変えることです。この中に毎朝起きたときに喜んでいる人はいますか」。東納理事が会場に集まった48人に問いかけると、半数ほどが手を上げた。
 「それができたら最高です。嫌だ嫌だと思っていると本当に嫌なことが舞い込んでくる。よしやってやるぞという気持ちで1日をスタートしてください」と笑顔で話した。
 講演では倫理の基本とされる「苦悩」に焦点を置いた。東納理事は冠婚葬祭や祝い事の贈り物を扱う会社の代表取締役だ。「私自身、会社を経営して様々な困難にぶつかった。そのたびに倫理の考え方を徹底する」とし、「過ぎ去ったことは捨てて、今からまた素晴らしい人生が始まると考える。大事なのは今」と説いた。