東西南北

 21日付アゴラ紙によると、現在、サンパウロ市の公立小児病院では、到着から診察を受けるまでに数時間かかることが珍しくないほど、多くの子どもがかけつけているという。同紙が20日に東部ベレンにあるカンジド・フォントウラ小児病院を訪れた親子に密着取材を試みたところ、3時間待たされることはザラで、最高で5時間待たされた親子がいたという。診察待ちの子どもがここまで増えている背景には、今がちょうど季節の変わり目で、咳き込んだり、高い熱を出したりする子どもが急増しているためだという。悪化させないように病院に行くこともひとつの方法だが、普段から換気を良くし、手をこまめに洗うなどの努力も必要だ。
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 20日夜、サンパウロ州レメでナヤラ・マトスさん(26)が、娘で1歳8カ月のロレーナちゃんと共に、自宅で、夫にナイフで刺殺される事件があった。事件は、夫婦の他の子ども3人の見ている前で起こったという。子どもたちが語ったところによると、ナヤラさんは何度もナイフで刺され、ロレーナちゃんは床に投げつけられていたという。なぜ夫がこのような行為に至ったかについては不明で、警察が調査中だ。
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 先週末のサッカーの全国選手権第2節、コリンチャンスはパラナーに猛攻撃をしかけ、4対0で圧勝。開幕2連勝で順調な滑り出しだ。また、パルメイラスはインテルナシオナルに勝利し、1勝1分。サントスはバイアに敗れて1勝1敗。サンパウロは敵地での試合をセアラーと0対0で引き分け、1勝1分。同選手権第3節は、今週末に行われる。