東西南北

 23日、サンパウロ州市警がサンパウロ市の大病院(非公表)で顔の整形手術を行おうとしていた、236年の実刑判決を受けている通称「ジウシーニョ」なる刑事被告を逮捕した。この被告はリオに拠点を置く大規模犯罪組織「コマンド・ヴェルメーリョ」のメンバーで、ミナス・ジェライス州での麻薬密売をはじめ、36件の裁判で被告となり、服役もしていたが、今年1月にミナス州ジュイス・デ・フォーラの刑務所を脱獄。さらには、容姿を変えてまで逃亡を試みていた。手術を行う前に逮捕され、事なきをえたが、200年を超える実刑宣告を受けてなお、顔を変えてでも逃げようと試みる同被告の執念もすごいものが。
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 23日夜、マラニョン州サンルイスで、ワッツアップを介して30歳年下の女性と待ち合わせして出会った53歳の男性が、その直後に3人の男性に襲われ、翌朝病院で死亡する事件が起きた。男性3人のうちの1人はその女性の恋人だったという。3人は既に逮捕されたが、女性も被害者の男性を罠にはめたことを認めたため、共犯者として同じく逮捕された。若い女性に対する、中年男性の満たされない好奇心を狙った犯罪とでもいうべきか。
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 24日に行われたサッカーのリベルタドーレス杯で、サントスは本拠地ヴィラ・ベルミロでのエストゥディアンテス(アルゼンチン)戦を2―0で勝利した、これでサントスはグループリーグ6組で、全6試合中4試合消化で3勝1敗とし、同リーグの首位をキープ。決勝トーナメント進出の可能性が膨らんできている。