出港から50年=あるぜんちな丸同船者会開催

案内のために来社した伊東さん

案内のために来社した伊東さん

 「あるぜんちな丸第29次航海」の同船者会が5月26日に開催を予定されており、会発起人が参加を呼びかけている。同船は1968年2月28日に神戸を出港し、今年で移住50周年となる。場所、会費などの詳細は未定。
 同船は日本人移住者をブラジル、アルゼンチン、パラグアイに運び、移住者は現在も各地に住んでいる。同船者会発起人の伊東信比古さんは「これまで同船者会をやったのは1、2回だけ。今回50年ぶりに会う人もいると思う」と話す。
 移住船には当時NHKのディレクターだった相田洋(ゆたか)さんが同船し、49日間の船旅をドキュメンタリー番組として放映した。相田さんは今回は「ある乗船名簿の50年~南米移住者たちの奇跡~」と題した番組を制作し、同船者会も取材する予定だ。
 伊東さんは「家族連れでお出でください。久しぶりの再会を楽しみましょう」と呼びかけた。参加希望者は、伊東さん(電話=11・99235・1054、メール=itonobuhiko9@gmail.com)もしくは、尾西貞夫さん(11・99715・4920)まで。

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 元NHKディレクターで現在フリーで活動する相田洋(ゆたか)さんは現在81歳。「あるぜんちな丸第29次航海」に同乗し、移住者を取材して特集番組を制作した。相田さんはその後も移住10年目、20年目、31年目に追加取材して特番にし、移住者の人生を追っている。今回の50年目の取材に際して、相田さんは同船者の代田五郎(しろたいつろう)さんを探しているという。代田さんの連絡先を知っている方は伊東さんか尾西さんまで連絡を。