楠氏が首席領事に就任=記念式典に「経験活かしたい」
在聖日本国総領事館の首席領事に楠彰氏(57、福岡県)が就任した。楠氏は2005年11月にも同館政務担当領事に着任し、ブラジル日本移民100周年の節目に立ち会った。同氏は着任挨拶のため先月30日に来社し、意気込みを語った。
楠氏は03年にリオ総領事館の広報文化班に着任、05年にサンパウロ市総領事館へ。08年にはベレン総領事館で首席領事に着任した。
その後11年にグアテマラへ。外交関係樹立120周年の際には日本で式典やイベントの準備に奔走した。16年のリオ五輪の際には安倍晋三首相の閉会式出席に同行し、0泊4日の強行スケジュールをこなした。
ブラジル日本移民100周年、アマゾン移民80周年、日伯修交120周年など経験した楠首席領事。今年の110周年記念式典を目前に「日本と日系社会の連携強化のため、今までの経験を活かしたい」と意気込みを語った。
また、今回の着任について「ブラジルで嬉しい。前回は行けなかったサンパウロ州奥地の日系社会など、できる限り多くの場所を訪問したい」と笑顔を見せた。