在聖総領事館=経済班の蛭子領事が離任=上田氏「進出企業の力に」

蛭子領事、上田領事

蛭子領事、上田領事

 厚生労働省からの出向で在聖総領事館に勤務していた蛭子英稔領事(43、兵庫県)と、その後任の上田基仙領事(37、北海道)が交代挨拶のため11日に来社した。
 蛭子領事は経済班で、主に進出日系企業の側面支援をした。2015年の着任時、日伯修交120周年記念行事や技能国際五輪がサンパウロ市で行われており、日伯間の要人往来が多かったことに触れ、「大変だったが、当地に慣れるという意味では良かった」と振り返り、「日系社会、進出企業にも良くしてもらった」と感謝を述べた。
 上田領事は初めてのブラジル、サンパウロ市に「活気がある」と印象を語り、「今までの仕事と内容がガラッと変わるが、できるだけ進出企業の力になりたい」と意気込んだ。