県連故郷巡り=日本人ハワイ移住150周年=ホノルル・フェスタで交流=第8回=海から見るホノルルの夜景
ホノルル3日目の夕方、ハワイ最高のディナー・クルーズ。アロハタワー港で乗船する。全長70メートル、1500人が乗れる「スター・オブ・ホノルル号」。船は4階建てでそれぞれスペースが区切られている。
テーブルに着くと、メニューの上にはハワイのオーキッドの花、テーブルにはウェルカムドリンクが置いてある。色はきれいだが、ノンアルコールのドリンクにはカクテルにはあまり興味がない。夕陽が沈むところを狙いたかったので、4階まで上がったがちょうど雲で夕日はアウトだった。
ワイキキはアラウイ運河と太平洋の間にあるホノルルの有名な観光地。南はママラ湾に面したフォート・デルッシー・ビーチ、ワイキキ・ビーチ、タヒオ・ビーチ、カピオラニ・ビーチ・パーク、サン・スーシ・ビーチなどのビーチエリア、西と北はアラワイ運河に挟まれ、東はダイヤモンド・ヘッドふもとのカイマナ・ビーチまでの地域を指し、多数のホテル、土産店、ショッピングセンター。そしてナイトライフはカラカウアとクヒオ通り沿いにある。
このサンセット・クルーズは人気があるらしく、大きい船から小さなものまであるみたいで、金曜日に出るクルーズ、規模は小さいがヒルトン・ホテルから打ち上げられる花火を見られる。この花火は中国製とか。
夕闇が迫るころ、今回移民の故郷巡り一行のコンダクターであるクイックリー・トラベル旅行社の文岡セルジオ社長が挨拶、続いて山田康夫県連会長が、今回参加した一行への参加へのお礼を述べ、「残すところあと一日。ホノルル・フェスティバルのパレードまで元気でがんばりましょう」と挨拶。乾杯のあと食事についた。
ディナーはカニやロブスタ、ステーキなどの豪華コース、飲み物は旅行社が大盤振る舞いで無料。ウェルカムドリンクの種類には色とりどりのブルーハワイ、チチ、ポリネシアン・パンチなど、カクテルやワイン、ウィスキーもそろって、ハワイアンの音楽の生演奏を聴きながらほろ酔い機嫌になる。
途中からポリネシアンダンスの実演があり盛り上がる。船は岸を離れてホノルル湾内を航行する。夜のワイキキのホテルの明かりや、遠くにダイヤモンドヘッドが浮かび上がる。
故郷巡り一行の参加者の平均年齢はいつも高いが、最高齢者は89歳の山城勇さん。参加者の中に二組の金婚式を迎えた人がいたが、一組は現れたが一組は遠慮してしまった。
ディナー・クルーズも盛り上がり、演奏する音楽に合わせてダンスやかけ声でハワイの夜は盛り上がった。夜8時過ぎに船はアロハタワーの船着き場に静かに着岸した。(つづく、伊東信比古さん寄稿)