J‐Test=四世ビザ申請で正式認可=法務省文書で明らかに

J‐Testの試験の様子

J‐Testの試験の様子

 日本語運用能力を測定する『J-Test実用日本語検定』(運営=語文研究社)が、7月から始まる四世受け入れ制度のビザ申請に必要な「基本的な日語能力を有することを証明する資料」に正式認定されていることが分かった。
 法務省サイトに4月27日に公開された「日系四世の更なる受入制度」ページ(http://u0u0.net/KcIX)の『日系四世の方への手引き』に記載されていた。
 同手引きによると在留資格認定書の申請に必要な書類は以下の通り。
▼祖父母の戸籍謄本など「日系四世であることを証明する資料」▼身分証明書▼預金残高証明書、または雇用予定証明書など▼健康診断書▼犯罪経歴証明書または無犯罪証明書▼「日本の公的医療保健に加入することを証明する資料」「入国目的や入国後の活動内容等を明らかにする資料」になる申告書(同手引き16ページ)▼日本語能力を立証する資料。
 最後の「日本語を立証する資料」として、注釈部分(6ページ)に「日本語能力試験(JLPT)N4以上、またはJ―TEST実用日本語能力検定のE―Fレベル試験350点以上、またはA―Dレベル試験400点以上、NAT―TEST(株式会社専門教育出版)の4級以上」と明記されているので間違いない。
 ただし、NAT―TESTはブラジルでは実施されていない。
 ちなみに、ブラジルでの次回J―TESTは7月8日に行われる。申込期限は6月9日まで。試験終了後4週間後には成績表や認定証が受験者に発送される。当地で同検定はJマスター社(http://www.jmasterbrasil.com.br/)が委託を受けて実施している。
 東京の語文研究社は「公式に認められた試験になるとカンニングや替え玉受験など様々な不正行為が行なわれるので本人確認は厳重に」とブラジル事務局に注意を促している。なお、同試験は日本同様に遅刻厳禁。