聖南西70周年式典に向け準備=各団体イベントの日程も発表

各団体同士のイベントへの参加を呼びかける山村会長

各団体同士のイベントへの参加を呼びかける山村会長

 聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)は「2018年度第2回定期総会」を3日、カウカイア・ド・アウト文協で開催した。加盟団体から代表者ら約30人が出席し、11月に開催されるUCES創立70周年式典や議員との懇親会などが議題となった。
 UCESは今年創立70周年を迎え、11月4日にピエダーデ文化体育協会で記念式典を開催する。当日は先没者慰霊ミサや功労者の表彰、芸能祭などが予定されている。必要経費として約3万レアルが見積もられ、現在企業からの寄付金を募っている。来年には日ポ両語の記念誌を刊行する予定だ。
 UCESと関係を持つ政治家との懇親会は、11月9日に開催することが決められた。同会は年に1度開催され、今回が9回目。助成金や会場の貸し出しを依頼することがあり、関係を深めている。
 山村会長は「例年、婦人部の日本料理でおもてなししている。今回は選挙後ということで祝勝会を兼ねているが、当選しなかった議員も招いて次の選挙に向けて激励する」と話した。
 300万レアルを目標に2016年から運用されている基金は、今月1日時点で223万レアルになったと報告された。各団体からの出資と資産家・天野鉄人さん、企業からの寄付金など計200万レアルを銀行に預金し、その金利で運用されている。
 当初、2021年に300万レアルなることを目指していたが、山村会長は「金利が低下しさらに3年ほどかかりそうだ」と見通した。
 他に、聖南西各団体による行事の日程が確認された。山村会長は「今年は日本移民110周年、UCES70周年の節目。各イベントに参加して盛り上げましょう」と呼びかけた。主要行事の日程は以下の通り。
 第9回日本祭り(オザスコ)6月9~10日、文協創立55周年記念式典(カウカイア・ド・アウト)6月17日、桜植樹祭(ソロカバ)6月23日、生姜祭り(タピライ)7月6~8日、笠戸丸祭り(ソロカバ)7月28~29日、入植70周年記念式典(マイリンケ)8月25日、第6回びわ祭り(コロニア・ピニャール)9月1~2日、文協創立70周年記念式典(イビウナ)10月14日、盆踊り大会(カッポン・ボニート)10月27日、第64回灯篭流し(レジストロ)11月11~12日、第5回盆踊り大会(ヴァルジェン・グランデ・パウリスタ)11月24日、文協創立40周年(ボツカツー)11月25日。