ブラジル代表ロシアで初練習=誕生日のファギネルとコウチーニョに手荒い祝福

ネイマールら、10日のオーストリア戦先発組は、ロシア最初の練習は軽い調整にとどめた。(Lucas Figueiredo/CBF)

ネイマールら、10日のオーストリア戦先発組は、ロシア最初の練習は軽い調整にとどめた。(Lucas Figueiredo/CBF)

 11日未明にロシアのソチ入りしたサッカーブラジル代表は、12日にロシアで初の練習を行った。
 宿泊先の高級リゾートホテルに面した練習場で行われた練習は、地元ロシア人を含むファンにも公開され、約4000人がスター選手の姿を一目見ようと駆けつけた。
 観客は選手たちの名前を口々に叫んで声援を送り、練習グラウンドが見られるグラウンド横の高架橋も、入りきれなかったファンで埋まるほどだった。
 ロシア入り後の初練習となったこの日は晴天にも恵まれ、気温も25度と絶好のトレーニング日和だった。チッチ監督とコーチングスタッフらは、フィールドプレーヤーを「10日のオーストリア戦スタメングループ」と、「途中出場、またはプレーしなかったグループ」に分けてそれぞれ別のメニューを消化した。
 GK3人は、オーストリア戦出場のアリソンと、ベンチで見守ったエデルソン、カッシオの区別なく、1994年優勝メンバーでもあるGKコーチのタファレルと共にGK用メニューを消化した。
 イングランド合宿中に故障したMFのフレッジは、一人だけ、リハビリを行った。
 練習の最後に、11日が誕生日だったDFのファギネルと12日が誕生日だったFWコウチーニョへの、手荒い祝福が待っていた。
 ブラジルではサッカー界か否かを問わず、卵をぶつけて小麦粉をかけるという形で誕生日を祝う〃しきたり〃があり、今回も、しきたり通り、卵と小麦粉による祝福が2人を襲った。
 また、王者ブラジルの余裕か、旺盛なファンサービス精神からか、スタンドのファンの近くに歩み寄り、写真や握手、サインに応じる選手の姿も見られた。
 W杯は14日に開幕し、ブラジルは大会4日目の17日、ロストフでのスイス戦が初陣となる。