沖縄県人会=婦人連合会設立式典、芸能祭も=他支部統合でパワーアップ

池原第一副会長、具志堅会長、島袋県人会会長、比嘉第一会計

池原第一副会長、具志堅会長、島袋県人会会長、比嘉第一会計

 ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)の婦人会は、『婦人連合会設立記念式典』、『第2回婦人合同芸能祭』を17日、同県人会館(Rua Dr. Tomaz de Lima)で開催する。
 午前11時から式典が始まり、連合会役員の発表などを行なう。昨年行なわれた婦人間の親睦を目的とした沖縄婦人合同芸能祭を機に、連合会設立の話が浮上。サンパウロ州内に40ある県人会支部の婦人会を統合する。
 同連合会の初代会長となる具志堅シゲ子さんは「県人会のために婦人たちをまとめ、婦人パワーで県人会をさらに元気にしたい。多くの人が参加することで知恵も集まり、活発になる」とその理由を語った。また、婦人会が次世代に続くように同連合会役員には二、三世の若手も採用した。
 午後1時から始まる芸能祭には各支部から300人余りが参加、出演する。普段県人会を支える婦人らが、舞台に上がり芸を披露し盛り上がる。
 日本舞踊やブラジル伝統舞踊、琉球舞踊、コーラスなど様々な演目が企画されているほか、お楽しみの「隠し芸」もある。
 同連合会の池原昭子第一副会長は「普段見ている側の婦人が参加するイベントとして好評。普段の発表会とは一味違った楽しみがある」と説明した。
 会場内では婦人会お手製の沖縄そばやサーターアンダギー、沖縄の餅「ムーチー」などの販売も。案内のため来社した島袋会長、比嘉幸男第一会計、共和婦人会の具志堅会長、池原さんは「皆さん是非来場して、一緒に楽しんでほしい」と参加を呼びかけた。
 沖縄県人移住110周年記念行事に関する協力券(20レ)の販売もしている。問合せは、同県人会(11・3106・8823)まで。