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眞子さま、ご来伯が正式決定!=18日から11日間、14都市=60年振りにサンパウロ州奥地ご訪問

眞子さま(By Kounosu1, from Wikimedia Commons)

眞子さま(By Kounosu1, from Wikimedia Commons)

 秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さまが7月17日から31日までの日程で、ブラジルを公式訪問されることが22日の閣議で正式決定された。外国公務は昨年のブータン王国に続く4回目。18日にリオに到着され、28日迄に5州14都市を巡られる予定。各地開催のブラジル日本移民110周年記念式典などにご臨席されるなど、日系人との交流を深められる。コロニア待望の眞子さまご来伯まで残り1カ月に迫るなか、各地では最終調整の真っ最中だ。この日程は、宮内庁発表の日時と訪問地に、本紙が取材した各地での詳細を加えたもの。今後、変更される可能性がある。

 17日に東京を出発され、独フランクフルトを経由、18日午前にリオにご到着。午後は植物園など市内を視察された後、午後5時からはリオデジャネイロ日系協会会館で開催される記念式典に臨席される。
 19日午後からはパラナ州ロンドリーナ、ローランジャをご訪問の後にマリンガへ。翌20日は終日、マリンガに滞在され、午後6時半からフランシスコ・フェイオ・リベイロ・エキスポ公園内で開催される「EXPO・IMIN110」での記念式典にご臨席、約2万人の来場者が見込まれる。
 21日午前にサンパウロ市へ移動され、正午からはサンパウロ・エキスポで開催される「第21回県連日本祭り」内での記念式典にご臨席。その後、イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑、日本館をご訪問される。
 翌22日午前中はジャパン・ハウス、サンパウロ市文協とブラジル日本移民史料館などをご視察される見通し。改装工事が進められる史料館8階は眞子さまのご臨席に合わせて再開館する。
 その後、マリリア市へ移動され、午後3時からは同市庁舎前で歓迎式と植樹式、午後6時からはプロミッソン市の上塚周平運動場で入植百周年を迎える同地記念式典にご臨席される。皇族のサンパウロ州奥地へのご訪問は、三笠宮同妃両殿下以来、60年振り。翌23日は皇族としては初訪問となるカフェランジアの平野植民地を巡り、アラサツーバを通って帰聖される。
 24日午前中はUSPをご視察、午後にはマナウスへ移動。夕方には西部アマゾン日伯協会で行われる記念式典にご臨席。会場では来年に90年を迎えるアマゾン移住の歴史を辿る写真展開催を予定。マナウスへの皇族のお立ち寄りは、88年の秋篠宮殿下以来、30年振り。
 眞子さまは25日も同地にご滞在され、26日午前に市内慰霊碑を参拝。その後、ベレンに移動される。27日午前からはトメアスー移住地のサンタクララ墓地、トメアスー文化農業振興協会会館をご訪問、正午半からは同会館で行われる歓迎昼食会にご臨席される。午後はトメアスー日本人移民資料館・ミネシタコザブロウさんの農場・トメアスー総合農業共同組合をご見学される。
 最終日となる28日には午前9時から汎アマゾニア日伯協会で催される歓迎式典にご臨席。その後、リオ、米ニューヨークを経由され、31日に帰国される。
 ブラジル日本移民110周年祭典委員会の菊地義治実行委員長は、「日系社会は諸手を挙げて眞子さまをお迎えしたい。移民110周年を通じて、皇室の若い世代と次代を担う日系青年らとの間に新たな絆が生まれ、日系社会が活性化することを期待したい」と歓迎の意を表した。

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