日本祭り=ジャパン・ハウスで記者会見=伯メディアなど約80人が参加

説明中の市川実行委員長

説明中の市川実行委員長

 日本祭り実行委員会(市川利雄実行委員長)は20日、ジャパン・ハウスで記者会見を行なった。会見には伯メディアなど80人が参加し、1ヵ月後に迫った日本祭りへの関心を伺わせた。
 会見には市川実行委員長、山田康夫県連会長、化粧品販売会社IKEZAKIの池崎博文会長、サンパウロ・エキスポセンターのダニエル・ガランテ総責任者、楠彰首席領事、呉屋春美文協会長ほか、ブラデスコ銀行、トヨタ自動車、三菱電機の代表者らが出席した。
 各出席者の挨拶後、日本祭りのイメージ動画が流された。ギネス記録への挑戦ほか、ブラジル日本移民110周年記念式典について紹介された。
 市川実行委員長は今年の日本祭りについて「3つの大きな挑戦をする」とした。会場面積拡大と交通、警備の向上、110周年記念式典とギネス記録の獲得だ。
 「日本国外で最大の日本文化のイベントであり、47都道府県人会があるブラジルにしかできないこと。ギネス記録を獲得することで日本人移民の功績に価値を付けたい」と語った。
 ガランテ総責任者は同センターでの日本祭り開催について「今年も日本祭りがサンパウロ・エキスポで行われること、また、日本移民110周年記念式典を一緒に祝うことができて嬉しい」と歓迎した。
 その後の質疑応答ではギネス記録挑戦の意図や110周年記念式典委員会編成について質問が寄せられた。
 日本祭りに初出展する意図について質問された池崎会長は「毎年ビューティ・フェアという美容品・化粧品市を開催しているが、消費者向けのイベントではない。日本祭りでは、初の消費者向けの出展となる。事業拡大の一環」とその理由を語った。
 入場券は前売りが22レ、当日券は28レ。8歳以下の子ども、60歳以上の女性、65歳以上の男性は入場無料。また、午前8時から午後10時までジャバクアラ駅からバスが出る。