聖母婦人会バザー盛況に=W杯で若干人出は少なめ

2階で早朝から調理に励む皆さん

2階で早朝から調理に励む皆さん

 聖母婦人会(畑中アリッセ会長)は『第63回慈善バザー』を7月1日にサンパウロ市のサンゴンサーロ教会で開催し、サッカーW杯のまっ最中ながらも、たくさんの来場者がつめかけて大サロンがいっぱいになった。
 会計理事の谷口真理さんは「例年200人が裏方になるのですが、W杯のせいか、今年は120人ほど。六月祭に孫が出るからと、そっちに行ってしまった人も。お客さんも少なめだけど、例年と同じぐらいの寄付ができるようにがんばります」と語った。毎年、売り上げ利益から同教会や福祉団体に寄付が贈られている。
 奥アマゾンに入植したグァポレ移民の竹中芳江さん(76、熊本県)が来場していたので話を聞くと、「アマゾンからサンパウロに出てきた当時、とても世話になった安岡家のローザさんから電話がきて、『ぜひバザーに』というので飛んできました」と笑った。「うどんを食べました。こんなにたくさん人が来るバザーだとは想像もしていませんでした」と感心した様子。
 同じく来場者の大河正夫さんにも聞くと「味が少し薄めだったけど、うどん美味しかったですよ。足が悪くなる10年ほど前まで、姉がこの会で活動していた縁で数え切れないくらい来ています。毎年楽しみです」とのこと。
 名物の福神漬けには次々とお客さんが集まり、わらじのように大きな特大天ぷらにも行列が出来ていた。