国際数学五輪=ブラジルからは5人が入賞=全体では107カ国中28位

 ルーマニアで開催された第59回国際数学五輪で、ブラジル代表チームから5人が入賞し、団体としても28位に入ったと12日付現地紙サイトなどが報じた。
 参加者の総数は594人で、ブラジル人は5人がメダルを獲得した。金メダルを獲得したのは、42点中35点をとったペドロ・ルーカス・スポンシアドさん(17、サンパウロ市のコレージオ・エタッパ在学)だ。銅メダル獲得者は、ブルーノ・ブラジル・メイニャルトさん(17、フォルタレーザ市)、ベルナルド・ペルーゾ・トレヴィザンさん(16、サンパウロ市)、ペドロ・ゴメス・カブラルさん(15、フォルタレーザ市)、アンドレ・ユウジ・ヒサツガさん(18、サンパウロ市)の4人だ。また、ルーカス・ヒロシ・ハンケ・ヒラダさん(17、サンパウロ市)は敢闘賞をもらった。
 これにより、ブラジルは107カ国中28位に入った。ブラジル代表チームの引率教師は、サンパウロ市のレージス・プラド・バルボーザ氏と、フォルタレーザ市のアルマンド・バルボーザ・フィーリョ氏だ。
 レージス・バルボーザ氏は、「今回の結果は、ブラジル代表がより成熟した事を示している。金メダルは日々の鍛錬を積み重ねた結果であり、教師達が毎年、熱心に教えた結果だ」と強調した。
 ブラジルは1979年から数学五輪に参加しており、これまでに、金メダル10個と銀メダル43個、銅メダル77個、敢闘賞33個を獲得している。